ソウ類は中学校の理科ではやくも登場しますが、その特徴や分類については曖昧になっているやつも少なくないんじゃないでしょうか。具体例を挙げながら、ソウ類にはどんなものがいるのかを確認していきたい。
大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。
ライター/小野塚ユウ
生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。
ソウ類とは?
まず初めに話しておきたいのですが、ソウ類(藻類)とよばれる生物のグループはとても大きく、かつ大ざっぱなものです。
光合成色素をもち、酸素を発生するような光合成をする生物のなかから、種子植物、シダ植物(スギナやゼンマイなど)、コケ植物(ゼニゴケやミズゴケなど)を除いたものすべてがソウ類とひとまとめにされます。
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あとから詳しく述べますが、コンブやワカメのような海藻、ミカヅキモやケイソウなどのいわゆる”植物プランクトン”、さらには原核生物の藍藻類(シアノバクテリア)まで、どれもソウ類というグループにまとめられてしまうのです。
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