この記事では「分からず屋」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「stubborn」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「分からず屋」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「分からず屋」の意味と使い方は?

「屋」は、「本屋」「ケーキ屋」などのように商売の種類を表したり、店の名前などに付いていたりするのを見かけますね。しかし「分からず屋」の「屋」は、ある性質を持っている人に対して使いますが、少しネガティブなイメージが含まれていることも多いようです。

それでは、「分からず屋」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「分からず屋」の意味

「分からず屋」には、次のような意味があります。

物事の道理がわからないこと。わかろうとしないこと。また、その人。「分からず屋に手をやく」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「分らず屋」

「分からず屋」の使い方・例文

「分からず屋」とは、他人の言うことを理解しようとしない人のことを指します。次に「分からず屋」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.彼女があんな分からず屋だとは思わなかったよ。
2.私の父は分からず屋で、人の話に耳を貸さないので困っています。
3.あなたのような分からず屋がいるせいで、話がまとまらない。

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「分からず屋」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「分からず屋」は、「頑固者」「意地っ張り」などと言い換えることができます。そこで「頑固」という意味の英語にを使って「分からず屋」を表現してみましょう。

「分からず屋」の英語表現

「分からず屋」は「stubborn」で言い表すことができます

「stubborn」は「頑固な」「強情な」という意味の形容詞です。何かに対して意固地な態度をとるというよりは、生まれつき頑固な性格をしているというニュアンスで使います。「stubborn」の後ろに、「person」や「guy」など人を表す言葉を伴い、「a stubborn person」のような形にして「分からず屋」を表すことも。

1.Her father is stubborn.
彼女の父親は分からず屋だ。

2.I've never met such a stubborn person as you.
君のような分からず屋には会ったことがないよ。

3.He was known as a stubborn man who made no apologies.
彼は謝罪もしない分からず屋として知られていた。

「stubborn」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「stubborn」のように「頑固な」という意味を持つ言葉は他にもあります。次は紹介するのは、「stubborn」と同じく「分からず屋」の意味で使うことができる「obstinate」という単語です。

似た表現「obstinate」

「obstinate」を使っても「分からず屋」の意味を表すことができます

「obstinate」は「stubborn」と同じく「頑固な」「強情な」という意味です。ほぼ同じように使われていますが、「stubborn」が生まれつきの性格なのに対し、「obstinate」は他人の意見に耳を貸さないというニュアンス。まだ未熟なため、他人の言うことを受け入れられないというような意味で使う場合は「obstinate」が適しています。

 

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1.What an obstinate child!
なんて分からず屋の子供なんだ!

2.My sister is too obstinate to communicate.
妹は分からず屋すぎて意思の疎通ができない。

3.The older he grew, the more obstinate he became.
年を取ればとるほど、彼は分からず屋になった。

「分からず屋」を英語で言ってみよう

この記事では「分からず屋」の意味・使い方・英訳を説明しました。「頑固」や「強情」「融通の利かない」などの意味を持つ英語はたくさんあります。「hard headed」などはそのまま「頭が固い」「石頭」という意味です。他にも「pig headed(豚の頭)」や「bull headed(雄牛の頭)」など、動物を使った面白い表現もありますよ。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「分からず屋」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

「分からず屋」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「分からず屋」は、「頑固者」「意地っ張り」などと言い換えることができます。そこで「頑固」という意味の英語にを使って「分からず屋」を表現してみましょう。

「分からず屋」の英語表現

「分からず屋」は「stubborn」で言い表すことができます

「stubborn」は「頑固な」「強情な」という意味の形容詞です。何かに対して意固地な態度をとるというよりは、生まれつき頑固な性格をしているというニュアンスで使います。「stubborn」の後ろに、「person」や「guy」など人を表す言葉を伴い、「a stubborn person」のような形にして「分からず屋」を表すことも。

1.Her father is stubborn.
彼女の父親は分からず屋だ。

2.I’ve never met such a stubborn person as you.
君のような分からず屋には会ったことがないよ。

3.He was known as a stubborn man who made no apologies.
彼は謝罪もしない分からず屋として知られていた。

「stubborn」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「stubborn」のように「頑固な」という意味を持つ言葉は他にもあります。次は紹介するのは、「stubborn」と同じく「分からず屋」の意味で使うことができる「obstinate」という単語です。

似た表現「obstinate」

「obstinate」を使っても「分からず屋」の意味を表すことができます

「obstinate」は「stubborn」と同じく「頑固な」「強情な」という意味です。ほぼ同じように使われていますが、「stubborn」が生まれつきの性格なのに対し、「obstinate」は他人の意見に耳を貸さないというニュアンス。まだ未熟なため、他人の言うことを受け入れられないというような意味で使う場合は「obstinate」が適しています。

 

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