その2「空文化、死文化、空洞化」
「形骸化」のルールや規則の中身がなくなってしまうという点に注目した場合の類語が「空文化、死文化、空洞化」です。「空文化、死文化」は法律やきまりが効力を失い何の役にもたたなくなったという意味を表し、「空洞化」は中身がなくなり、外側だけが残ったという意味をあらわします。
その3「官僚化、弱体化」
「形骸化」を使って会社や組織が本来の機能をうまく果たせない、仕組みが稼働していないという意味を表した場合は、「官僚化」や「弱体化」も使えます。これは機能や仕組みが動かないことを表しますので、基本的に「人がいる組織」に対して使いましょう。
「形骸化」の対義語は?
次に「形骸化」の対義語を考えてみましょう。「形骸化」の意味は「実質的な意味を失い、形式だけが残ること」でした。この反対の意味を考えると、どのような言葉が思い浮かびますか?
「活性化」
「活性化」とは特定の機能が活発になることや、 組織などの活動が活発になることを表します。「組織の形骸化」はうまく機能が回っていな様子をあらわしますが、反対に「組織の活性化」とすると活動が活発になっていたり、止まっていた機能が動き出したりという意味になりますね。「形骸化」はマイナス方向への動きを意味し、「活性化」はプラスに動くイメージを持つ言葉です。
「世代交代があったおかげで、町内会が活性化した」
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