この記事では「手を焼く」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「have difficulty」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「手を焼く」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどを経験し、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「手を焼く」の意味と使い方は?

それでは、「手を焼く」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「手を焼く」の意味

慣用句「手を焼く」には、次のような意味があります。

1.うまく処理できなくて困る。てこずる。もてあます。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「手を焼く」

「手を焼く」の使い方・例文

次に「手を焼く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あの人のわがままにはみんな手を焼いているんだ。
2.近頃子供のいたずらが過ぎて手を焼いている。
3.この問題には手を焼いているところだ。

\次のページで「「手を焼く」の英語での表現は?」を解説!/

「手を焼く」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「手を焼く」の英語表現

have difficulty」で「手を焼く」を表現することができます。「difficulty」は困難や難しさのことですので、「have difficulty」は何かをするのに困難があるうまくいかないということですね。後にくる前置詞は「with」や「in」などを使います。「difficulty」の代わりに「trouble」など似た意味の単語も使用できますよ。

1.The teacher had difficulty in handling the pupil.
先生はその生徒に手を焼いた。

2.She run out of time while having difficulty with the last question.
彼女は最後の問題に手を焼いているうち時間切れになってしまった。

3.I have trouble with the new system.
新しいシステムに手を焼いている。

「手を焼く」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現その1「not know what to do with」

not know what to do with」は「~をどうしたら良いかわからない」ということです。「手を焼く」と似たような意味の言葉として使用できますが、少し言い回しが異なりますね。

\次のページで「似た表現その2「be at a loss」」を解説!/

1.I really don't know what to do with him.
彼にはほとほと手を焼いている。

2.He didn't know what to do with her selfishness.
彼は彼女のわがままには手を焼いていた。

似た表現その2「be at a loss」

be at a loss」でも同じような意味を表現することができますよ。この言葉は「途方にくれている」ということです。難しい問題があって困っている時の表現ですので、「手を焼く」という意味でも使えますね。

1.He is at a loss how to handle the problem.
彼はこの問題に手を焼いている。

2.My parents were at a loss what to do with me, as I was picky about food as a child.
私は子供の頃食べ物の好き嫌いが多かったので、両親は手を焼いていた。

「手を焼く」を英語で言ってみよう

この記事では「手を焼く」の意味・使い方・英訳を説明しました。英語の表現自体はわかりやすかったのではないでしょうか。ただ日本語の意味は実際に手を火などで焼くことではないので、すぐに英訳に結びつかなかったかもしれません。英訳するにはまず日本語の意味を正しく理解することが大切ですね。

ちなみに、「burn your fingers」という表現がありますが、これは「ひどい目にあう」ということ。日本語でいう「やけどする」です。わからない単語や表現を調べるときには、似ている表現も一緒に覚えてしまうといいですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「手を焼く」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「手を焼く」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「have difficulty」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「手を焼く」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどを経験し、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「手を焼く」の意味と使い方は?

それでは、「手を焼く」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「手を焼く」の意味

慣用句「手を焼く」には、次のような意味があります。

1.うまく処理できなくて困る。てこずる。もてあます。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「手を焼く」

「手を焼く」の使い方・例文

次に「手を焼く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あの人のわがままにはみんな手を焼いているんだ。
2.近頃子供のいたずらが過ぎて手を焼いている。
3.この問題には手を焼いているところだ。

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