国語言葉の意味

「静謐」と静寂は違う意味?読み方・使い方・類義語・対義語・例文を静謐と喧騒のギャップが好きなwebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木健二だ。この記事では、「静謐」について解説する。

「静謐」は聞きなれない言葉だな。「『謐』の字なんか見たこともない」ってやつも多いんじゃないか?「静謐」はたった2文字で端的に風情を表す、粋な言葉だ。ぜひ使いこなせるようになりたいもんだ。

今回は静謐な雰囲気を味わうため、雪夜の会社帰りには山道を歩くっていうライターのぷーやんを呼んだ。「静謐」の意味と使われ方について、説明してもらう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぷーやん

webライター歴6年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。真夜中の海や静まり返った雪の夜の雰囲気が好物。

「静謐」はどういう意味の言葉?

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はじめに、「静謐」の読み方は「せいひつ」です。あまり目にすることのない言葉ですね。早速ですが「静謐」の意味をみていきましょう。

「静謐」は辞書にどう書かれている?

「静謐」は辞書では次のように書かれています。

1. 静かで落ち着いていること。また、そのさま。「深夜、書斎に過ごす―なひととき」
2.世の中が穏やかに治まっていること。また、そのさま。「―な世情」
出典:デジタル大辞泉(小学館) 「静謐」

「静謐」の『静』から『静かなこと』を表現する言葉だろうと想像した方も多いのではないでしょうか。一方『謐』には『静か・やすらか』という意味があるため、「静謐」は「静かで落ち着いている」という意味になります。似た意味の漢字を2つ重ねることでお互いの意味を強調し、より情緒的なニュアンスで用いられることが多い言葉です。

「静謐」を例文で見てみよう!

「静謐」の意味を押さえましたので、次に例文で使い方をみていきましょう。

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