この記事では「レセプション」について解説する。

端的に言えばレセプションの意味は「歓迎会」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師歴5年のれお先生を呼んです。一緒に「レセプション」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/れお先生

教壇に立って、授業をすること5年。今も現役塾講師として、中学生・小学生を指導している。塾での経験を活かし、子供でも分かりやすい記事の作成を心がける。

「レセプション」の意味や使い方まとめ

image by iStockphoto

日本でも「レセプション」という言葉をよく耳にするようになりました。ホテルで使うことやスポーツのバレーボールで使うことなどがあります。なぜ、全く異なる場所で「レセプション」を使うのでしょうか。その理由も今回は踏まえ説明をしていきます。それでは早速「レセプション」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「レセプション」の意味は?

「レセプション」には、次のような意味があります。

レセプション【reception】
1 応接。応対。

2 客を公式に歓迎するために催す宴会。歓迎会。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「レセプション」

「レセプション」は、辞書に2つの意味があります。1つ目が、意味1のように応接や応対をする受付を指す言葉です。ホテルの受付や美容院など幅広く使います。2つ目は、意味2のように宴会や歓迎会というイベントを指す言葉です。ただし、ホテルなどでは意味1と同じ場所で使うこともあるので、意味2では意味1と区別をするために「レセプションパーティー」ということもあります。宴会や歓迎会などのイベントをいうときは、「レセプションパーティー」を使いましょう。また、宴会や歓迎会を行う会場のことを「レセプションルーム」「レセプションホール」といいます。

他にも「レセプション」は辞書には載っていないが、「レセプション」の語源にあたる「receive(レシーブ)」から使われる意味があり、それがバレーボールのレシーブです。バレーボールの専門用語としても使われています。

「レセプション」の使い方・例文

「レセプション」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「レセプション」の類義語は?違いは?」を解説!/

1.ホテルでレセプション業務を行う。
2.今年は、企業の設立10周年を祝うレセプションパーティーが開かれる。
3.バレーボールでは、レセプションが上手な人はリベロに選ばれやすい。

例文1例文2辞書にある「レセプション」の意味の例文です。例文3は、辞書には載っていませんが、バレーボールの専門用語の意味の例文になっています。「レセプション」は、3つの意味の中で使う頻度の偏りは少ないです。それぞれの意味と使い方を理解しましょう。

「レセプション」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

「レセプション」の類義語には「フロント」があります。

「フロント」

「フロント」には、次のような意味があります。

フロント【front】
1 正面。前面。「―ドア」

2 最前線。戦線。

3 新聞の第一面。

4 《front deskの略》ホテルなどの受付。

5 《front officeの略》プロ野球の球団首脳陣。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「フロント」

「レセプション」の意味1と「フロント」の意味4が同じ意味として使われます。日本のホテルでは、「フロント」という言葉を使うかたが多いのではないでしょうか。しかし、外国で使うときには注意が必要です。外国ではホテルの受付を「レセプション」と言いますが、「フロント」ということは、ほとんどありません。「フロント」という言葉は、元々「フロントデスク」という言葉を日本で使うときに省略したものです。よって外国のホテルでは、「レセプション」もしくは「フロントデスク」を使いましょう。

「レセプション」の対義語は?

「レセプション」の意味1、意味2の対義語と明確に定義している言葉はありません。しかし、バレーボールの専門用語の「レセプション」は、対義語として「サーブ」を使います。

「サーブ」

バレーボールでは、「サーブ」を相手コートに打つことにより試合が始まります。「レセプション」同様にバレーボールにおいて大切な技術です。この「サーブ」をはじめに受け取ることを「レセプション」といい、サーブを受けたチームの攻撃の起点となります。

「レセプション」の英訳は?

image by iStockphoto

日本語の「レセプション」の語源は、英語の「reception」です。

「reception」

英語の「reception」には、次のような意味があります。

\次のページで「「レセプション」を使いこなそう」を解説!/

reception

1.可算名詞【通例単数形で;修飾語を伴って】

 a 歓迎。応接、接見、接待

 b (世間の)受け、反応

2.可算名詞 歓迎会、レセプション

3.不可算名詞《主に英国で用いられる》(会社などの)受付;(ホテルの)フロント

4.不可算名詞

 a 受け取ること、受領、受理

 b 入会、加入(into)

5.不可算名詞 【通信】聴取(状態)、受信(率)、受信(受像)力

出典:新英和中辞典(研究社)「reception」

英語の「reception」は、動詞の「receive」の名詞です。よって、「reception」は名詞としてのみ使います。英語の「reception」の意味1、意味2、意味3は、日本語の「レセプション」と同じ意味です。また、英語の「reception」の意味4、意味5は、日本語の「レセプション」の意味にはありません。語源となっている動詞の「receive」の意味である受け取るを強く反映した意味になっています。

それぞれの意味の例文は以下の通りです。

1.get a warm reception(強烈な歓迎を受ける)

2.this book met with a favorable reception(この本は好評をもってむかえられた)

3.leave a key at reception(フロントに鍵を預ける)

4.complaints reception from custormer(お客さまからの苦情をうけとること)

5.transmission and reception of a message(送信と受信)

「レセプション」を使いこなそう

この記事では「レセプション」の意味・使い方・類語などを説明しました。日本語の「レセプション」は、受付を指すことや宴会、歓迎会というイベントを指す言葉として使います。また、ホテルで「レセプション」を使うと受付という意味になるので、宴会や歓迎会として使う場合は「レセプションパーティー」を使いましょう。ホテルの受付のことを日本では「フロント」という言葉を使うことがあります。しかし、外国で「フロント」は伝わらないこともあるので「レセプション」か「フロントデスク」のどちらかを使うようにしましょう。

" /> 「レセプション」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説! – Study-Z
国語言葉の意味

「レセプション」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「レセプション」について解説する。

端的に言えばレセプションの意味は「歓迎会」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師歴5年のれお先生を呼んです。一緒に「レセプション」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/れお先生

教壇に立って、授業をすること5年。今も現役塾講師として、中学生・小学生を指導している。塾での経験を活かし、子供でも分かりやすい記事の作成を心がける。

「レセプション」の意味や使い方まとめ

image by iStockphoto

日本でも「レセプション」という言葉をよく耳にするようになりました。ホテルで使うことやスポーツのバレーボールで使うことなどがあります。なぜ、全く異なる場所で「レセプション」を使うのでしょうか。その理由も今回は踏まえ説明をしていきます。それでは早速「レセプション」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「レセプション」の意味は?

「レセプション」には、次のような意味があります。

レセプション【reception】
1 応接。応対。

2 客を公式に歓迎するために催す宴会。歓迎会。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「レセプション」

「レセプション」は、辞書に2つの意味があります。1つ目が、意味1のように応接や応対をする受付を指す言葉です。ホテルの受付や美容院など幅広く使います。2つ目は、意味2のように宴会や歓迎会というイベントを指す言葉です。ただし、ホテルなどでは意味1と同じ場所で使うこともあるので、意味2では意味1と区別をするために「レセプションパーティー」ということもあります。宴会や歓迎会などのイベントをいうときは、「レセプションパーティー」を使いましょう。また、宴会や歓迎会を行う会場のことを「レセプションルーム」「レセプションホール」といいます。

他にも「レセプション」は辞書には載っていないが、「レセプション」の語源にあたる「receive(レシーブ)」から使われる意味があり、それがバレーボールのレシーブです。バレーボールの専門用語としても使われています。

「レセプション」の使い方・例文

「レセプション」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「レセプション」の類義語は?違いは?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: