その2「弾劾」
「弾劾」は「だんがい」と読み、「犯罪や不正をはっきりさせて公にし、責任をとるように求めること」という意味を持つ「糾弾」と非常によく似た言葉です。
「弾劾」と「糾弾」の違いは、「弾劾」には「犯罪や不正をはっきりさせて公にする、世間に公表する」というニュアンスが含まれますが、「糾弾」にはそのニュアンスがありません。
たとえば、「大統領選挙での不正問題を弾劾する」という文では、「不正問題」に対して非難すると同時に、「どのような不正があったのか」「なぜ不正が起きたのか」明らかにするように求める…というニュアンスが含まれます。
その3「問責」
「問責」は「もんせき」と読み、「問いただすこと」「責任を問うこと」という意味を持った「糾弾」に非常に意味の似た言葉です。
「問責」と「糾弾」の違いは、「糾弾」は、大勢の人が1人やある集団を問いただして非難するときに使用されることが一般的ですが、「問責」の場合は一対一の場合でも使用されます。また、「糾弾」は問いただしたうえで「非難する」ニュアンスが「問責」よりも強いです。
「問責」は「問責決議案」のように政治の世界で使われることが多い言葉ですね。
その4「指弾」
「指弾」は「しだん」と読み、「非難して排斥すること」という意味を持った言葉です。
「指弾」と「糾弾」の違いは、「指弾」には「非難したものを排斥する、除外する」というニュアンスが含まれますが、「糾弾」にはそのようなニュアンスはありません。
たとえば、「何気ない発言によって会議から指弾されてしまい、動揺が隠せない」という文の場合、「何気ない発言」を非難されたのはもちろん、会議の話し合いからも除外されてしまったというニュアンスが含まれます。
「糾弾」の対義語は?
「糾弾」の対義語には「称賛」や「賛美」があります。意味や使い方を見ていきましょう。
その1「称賛」
「称賛」は「ほめたたえること」という意味の言葉です。「糾弾」は「罪や責任を問いただし、それを非難すること」という意味の言葉なので、まさに反対の意味ですね。
ちなみに「称賛」は「称讃」「賞賛」「賞讃」とも書きます。4つとも漢字が少しずつ異なりますが同じ意味・同じ読みです。
たとえば、「自身の先月の営業成果が本部で称賛された」のように使用します。
その2「賛美」
「賛美」も「ほめたたえること」という意味の言葉です。「糾弾」は「罪や責任を問いただし、それを非難すること」という意味の言葉なので、こちらもまさに反対の意味ですね。「賛美」は「讃美」とも書きますが、意味も読みもどちらも同じです。
たとえば、「神を賛美する曲を作曲した」のように使います。
先述の「称賛」と意味は同じですが、「賛美」は神様など、より神聖なものに対して使用される印象がありますね。
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