国語言葉の意味

「奇しくも」の意味や使い方は?例文や類語を日本語教師の大学院生が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「奇しくも」について解説する。

端的に言えば奇しくもの意味は「偶然にも」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は、ロシアで2年間日本語教師として働いた大学院生ライターの「むかいひろき」を呼んだ。一緒に「奇しくも」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/むかいひろき

ロシアの大学で2年間日本語教師として働いた経験を持つ大学院生。その経験を武器に、「言葉」について分かりやすく解説していく。

「奇しくも」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「奇しくも」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「奇しくも」の意味は?

「奇しくも」には、次のような意味があります。

偶然にも。不思議にも。「―その誕生日に世を去った」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「くしく‐も【▽奇しくも】」

奇しくも」は「偶然にも」「不思議にも」という意味を表します。読み方は「しくも」と読み、「きしくも」とは読まないので注意しましょう。

「悔しくも」や「惜しくも」と同じ意味で使っている人がいますが、誤用です。また、「皮肉にも」という意味もないので注意しましょう。

「奇しくも」の語源は?

次に「奇しくも」の語源を確認しておきましょう。

「奇しくも」は、形容詞の「奇し(くし)」係助詞の「も」が組み合わさってできています。この形容詞の「奇し」は、現在では「奇しくも」以外ではほとんど使用されないとても古い言葉です。

奇し」は「奇異である」「不思議である」「霊妙である」という意味を持った言葉で、765年(奈良時代)の『続日本紀』には、「天地の明けき奇伎(くしキ)徴(しるし)の授け賜ふ人は」とあり、既に使用が確認されています。

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