国語言葉の意味

「及第点」の意味や使い方は?例文や類語、間違えやすい解釈などを元予備校校舎長が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「及第点」について解説する。

端的に言えば及第点の意味は「合格基準を満たしている点」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元大手予備校校舎長で大学入試の国語指導歴が長いライターのみゆなを呼んだ。一緒に「及第点」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/みゆな

元大手予備校校舎長、現在は教育系のライター。国語、特に現代文の指導経験が豊富。難解な言葉や表現を中高生がスラスラ理解できるように解説するのが大得意。

「及第点」の意味や語源・使い方まとめ

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「及第点」の読み方は「きゅうだいてん」です。ビジネスシーンでは、上司が部下に「君の今回のレポートは及第点だ」と伝えるといった使い方を見かけます。さてこの場合、上司の言葉にどのように反応するのが正しいのでしょうか。

今回は間違った解釈をしている人も多い「及第点」について、詳しく解説します。それでは早速「及第点」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「及第点」の意味は?

「及第点」には、次のような意味があります。

1.試験や審査などで、合格できる最低点
2.  一定の基準に達していること

出典:デジタル大辞泉(小学館)「及第点」

「及第点」は合格基準点がはっきりある場合と、基準があいまいな場合いずれにも使える言葉です。基準が明示されるのは試験や検定など、後者はビジネスシーンや仕事ぶりなどについて使われることが多いですね。どちらの場合も十分に基準を満たしているわけではなく、かろうじて超えているという状態を表します。相手はもう少し高い成果を望んでいることが多いので、「及第点」をとれたからといって満足することなく、次は「及第点」以上を達成する意気込みが期待されていることを知っておきましょう。

「及第点」の語源は?

次に「及第点」の語源を確認しておきましょう。

「及第点」の元になっている「及第」中国語由来の言葉です。中国語の「及」にはは「届く」と言う意味が、「第」には「大きな屋敷」という意味があります。この2文字が重なることで、「及第」は「科挙に象徴される中国の官僚試験等に合格すれれば、大きな屋敷に手が届く」という意味を持つようになりました。

「及第」に「点」をつけた「及第点」は、「及第するために必要な点数」という意味で使われ始めたのが始まりです。

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