「偉業」と「金字塔」の違いを表す例文
サッカー日本代表は6大会連続6回目のワールカップ出場という「偉業」を成し遂げた。
プロサッカー選手の三浦知良選手(通称:キング・カズ)は、Jリーグ史上最高齢の53歳でJ1リーグでプレーしており、世界最高齢で得点を記録するという「金字塔」を打ち立てた。
その2「功績」
「金字塔」の類義語は「偉業」の他に「功績」も考えられますね。「功績」の意味は、あることを成し遂げた手柄。すぐれた働きや成果、とあります。「功績をたたえる」「仕事で功績を残す」という使い方が多いです。
「功績」を使った例文です。
ラーメン屋激戦エリアで他店を圧倒する売り上げの人気店がある。食べログや口コミサイトで好評を得て、テレビのグルメ番組に取り上げるなどの追い風もあり、今では予約しなければ入店できない人気店に成長した。広告費はほとんどゼロ。有名芸能人が訪問したりTwitterでつぶやいたりしたことがきっかけで店舗に訪れる人は急増しランチタイムは1時間待ちが当たり前だ。お店のSNSのフォロワー数も10,000人を超えた。人気メニューは「つけ麺」だが、先代から受け継いだ「担々麺」を目当てにお店を訪れる常連客も多い。店長は朝日新聞社の取材でこう語った。「先代が残してくれた担々麺が基本です。少しだけ店内に現代っぽさを導入して若年層にスポットを当てたサービスやメニューを取り入れましたが、最終的な判断基準は先代の経営理念や功績に泥を塗らないということです。もちろんお客様に喜んでいただくことが第一ですが、運営者としては従業員が誇りを持って働ける環境づくりに注力していきたいです」。店長の大塚さんはそう言ってニッコリと笑った。
「金字塔」の対義語は?
「金字塔」には明確な対義語はありません。「金字塔」は本来「ピラミッド」という固有名詞です。「金字塔」⁼「ピラミッド」⁼「不滅の業績」という広義で考えるなら、「金字塔」の対義語は「凡庸」や「人並み」「普通」「平凡」などが当てはまるでしょう。
「a monumental work」
「金字塔」の意味を英訳すると「a monumental work」となります。
「金字塔」=「ピラミッド」で考えると、英訳は「 a pyramid(ピラミッド)」です。
「金字塔」=「偉大な業績」で考えると「a monumental work」となります。
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