
この言葉の代表的な英訳は「take advantage of one’s weakness」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「足もとを見る」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「足もとを見る」の意味と使い方は?
「足もと」とは足の下の方、つまり足と地面が接するあたりを指します。その「足もと」を「見る」というのは一体どういう意味を表すのでしょうか。
それでは、「足もとを見る」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「足もとを見る」の意味
「足もとを見る」には、次のような意味があります。
相手の弱みにつけこむ。「―◦見られて高い値をつけられる」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「足元を見る」
「足もとを見る」の使い方・例文
「足もとを見る」とは、「弱みにつけこむ」と言い換えることが可能です。この慣用句は、江戸時代の「駕籠かき」が旅人の疲れ具合を知るために、足もとをチェックしていたことが由来だとされています。足がふらつき、草鞋が傷んでいたら長い距離を歩いてきて疲労困憊に違いありません。少々値段が高くても駕籠に乗りたいと思っていると判断し、高額な駕籠代を請求したことから「足もとを見る」という言葉が使われるようになったようです。
次に「足もとを見る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.その商品を買うなら足もとを見られないように、事前にネットで相場を調べておくべきだ。
2.ずいぶん高い金額でフリマアプリに出品するんだね。足もとを見るような行為は良くないよ。
3.足もとを見られて、値下げに応じてしまった。
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