
「アナリティクス」
「アナリティクス」は蓄積したデータを分析、収集、表示するための機能全体を指す言葉です。
収集したデータそのものにはあまり意味がありません。そのデータを分析して、徹底的に調べたうえその結果に基づいた行動や考査をするというのが重要なのです。データが持つ意味を解き明かす手法や機能を「アナリティクス」と呼びます。
「アナライザー」が「分析器」「分析者」をあらわすのであれば、「アナリティクス」は「分析をする」という行動をあらわすといったところでしょう。例文としては「データの中に意味のあるパターンを見出し伝えることをアナリティクスと呼ぶ」などが挙げられます。
「アナリスト」
「アナリスト」は「分析者」の意味で、「アナライザー」と同意義です。
しかし「アナリスト」は、証券会社や政策立案を行う研究機関(シンクタンク)などにおいて、業界・企業分析を行う広い知識を持つ専門職のスペシャリストのことを指して言うことがほとんど。証券アナリスト、経済アナリストなどと言います。
「アナライザー」の対義語は?
「アナライザー」の明確な対義語はありませんが、言葉の対比として強いて挙げるのならば「synthesize(シンセサイズ)」という言葉があります。これは「合成する」という意味の言葉で、「アナライザー」「アナライズ」という言葉が持つ「分析する」「一つ一つ紐解く」という意味の反対語といえるのではないでしょうか。電子により様々な音を合成する楽器を「シンセサイザー」と言いますが、この語源になっている言葉です。
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