この記事では「カンファレンス」について解説する。

端的に言えばカンファレンスの意味は「会議」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

編集経験もあり、情報誌系のライターを15年経験したコトバアソビを呼んです。一緒に「カンファレンス」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/コトバアソビ

カンファレンスと聞き、医療ドラマを思い出したライター。今回はカンファレンスについて解説をする。ちなみに未だにカンファレンスという名の会議に出たことはないがフォーラムに最近デビューをした。メディアには度々登場をして、ラジオ出演やクリーン活動は日課。

「カンファレンス」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「カンファレンス」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。コトバンクの辞書から引用をします。

「カンファレンス」の意味は?

「カンファレンス」には、次のような意味があります。

1.会議。協議会。
2.相談。会談。
3.競技連盟。米国やカナダの高校・大学において、同じレベルの学校で構成されるスポーツリーグ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「カンファレンス」

カンファレンスとは、会議のことです。ただ通常の小規模のビジナス会議は、ミーティングと使います。一番カンファレンスを用いている分野は、医療分野です。医療分野においては小規模の打ち合わせにも議事録の存在するものには、大抵カンファレンスと使われています。項目により「リハカンファレンス」や「術前カンファレンス」などと分かれていますね。

ビジネスの世界では会社規模でも各部署が集まるなど100名程度の会議を指します。ビジネスシーンでは使い分けや決まりは企業毎に異なりますね。別名では「コンファレンス」といいます。意味は変わりません。

医療以外ではスポーツの分野にて協議会などの意味で使われますね。この場合のカンファレンスは、拡大解釈で競技連盟などのスポーツ団体そのものやカンファレンスリーグと用いるとリーグ戦そのものをいい表します。

「カンファレンス」の語源は?

次に「カンファレンス」の語源を確認しておきましょう。

英語の「Conference」が語源に当たる単語です。この言葉はconfer(話し合う)とence(こと)に分けられます。話しあうことを表現したカンファレンスは、2つの言葉を組み合わせた英語の造語です。

古くはcon(一緒に)とero(持ち運ぶ)、bher(運ぶ)と使われ、一緒に運ぶ動作で運搬の仕事から、これは過酷な労働をいい表しています。

この言葉はもともと根回しという意味で使用されていました。運ぶという意味に結びついたのは戦争がきっかけです。これは戦場にて伝令前線の司令官が、話し合っていたことから来たようですね。そこからカンファレンスは、話し合うことに意味が変わったといわれています。

「カンファレンス」の使い方・例文

「カンファレンス」の使い方を例文に習い見ていきましょう。

1.担当の医師たちを集めカンファレンスが開かれ、お互いに意見を出し合い、充実をしている内容の1時間半だった。
2.本日のカンファレンスへの出席者は、社内から50名、社外から100名の計150名の予定です。
3.2020年の9月に始まったUFFAカンファレンスリーグは、名門の優勝にて幕を閉じた。

一般的には会議をいい表す言葉ですからカンファレンスと使えば、ある程度の時間や人員を用いた会議を示します。この規模については医療分野では小規模の打ち合わせ、ビジネスの世界では中規模の100名程度が多いようです。正確には人数の縛りなどはなく、自由に名称をつけられるといいます。

ただ議事録が存在する会議を概ねいい、医療現場を除いては、一般的には格式の高い会議のことをいいますね。

3の例文は最近できたサッカーのリーグ戦。カンファレンスリーグといい、クラブチームによる国際大会です。

3つの使い方以外にはほぼ使うシーンが見受けられない言葉ですね。医療用のドラマや映画などには頻繁に登場をします。ドラマウオッチャーの方には馴染みの深い言葉です。

「カンファレンス」の類義語は?違いは?

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それではカンファレンスの類義語を見てみましょう。類義語は英語からの派生語を中心に選びました。

\次のページで「「コンベンション」」を解説!/

「コンベンション」

「コンベンション」とは国際的な格式の高い会議のことです。「カンファレンス」の類義語ですが、同じような集まりでも質が少し違いますね。会議ですがコンベンションとは事前に根回しがしており、経過報告成果報告の場でもあります。

コンベンションとはカンファレンスのようにビジネスのシーンではあまり用いず、格式張った国際要人を迎える会議限定において使いますね。

「ディスカッション」

「ディスカッション」とは討論及び討論の場のことです。会議という意味のカンファレンスとは少しニュアンスが違います。実際にはカンファレンスの中にもディスカッションが設けられているときもあり、類義語といえど異なる使い方をする言葉です。

「ミーティング」

「ミーティング」とは打ち合わせのことです。これは少人数の打ち合わせも示します。ミーティングの場合には現在オンラインツールのZoomにて1000名までミーティングと定義付けていることから、人数においても決まりは撤廃されつつあるといわれていますね。実は今後このミーティングにてカンファレンスは意味を縮小されるのではないのかと噂がされています。

「カンファレンス」の対義語は?

カンファレンスの意味の会議に対義語はありません。カンファレンスそのものも事例を示すために、定義をつけるのはなかなか至難の業でしょう。

「カンファレンス」の英訳は?

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それでは最後にカンファレンスの英訳を見てみましょう。

「Conference」

ストレートに英語から来た言葉ですから「Conference」が最も自然な英訳です。名刺と同時として使える言葉で、複数の会議を示すときは「conferences」で(不空数の)会議などと訳します。

\次のページで「「カンファレンス」を使いこなそう」を解説!/

・Many people attended the conference, and it was a grand event, so I was nervous as the MC.(そのカンファレンスには多くの方が出席し盛大に行われたので、司会の私は緊張をしていた。)

「カンファレンス」を使いこなそう

この記事では「カンファレンス」の意味・使い方・類語などを説明しました。ことばの端的な意味は会議。ただミーティングと混合をしやすく、ミーティングにも昨今流行りのオンライン会議の定義もあり、解釈の微妙な整合性が求められる言葉です。

カンファレンスと使う言葉の定義としては、ミーティングよりも格式の高い会議のことですね。国際的な会議も使えるカンファレンスはミーティングと上手に区別しておくのがビジネスシーンでは良さそうです。私のところに来るSDGsのおはなし会は、まだ当分カンファレンスにはならないようですね。

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国語言葉の意味

「カンファレンス」の意味や使い方は?例文や類語をことばマニアライターがわかりやすく解説!

この記事では「カンファレンス」について解説する。

端的に言えばカンファレンスの意味は「会議」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

編集経験もあり、情報誌系のライターを15年経験したコトバアソビを呼んです。一緒に「カンファレンス」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/コトバアソビ

カンファレンスと聞き、医療ドラマを思い出したライター。今回はカンファレンスについて解説をする。ちなみに未だにカンファレンスという名の会議に出たことはないがフォーラムに最近デビューをした。メディアには度々登場をして、ラジオ出演やクリーン活動は日課。

「カンファレンス」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「カンファレンス」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。コトバンクの辞書から引用をします。

「カンファレンス」の意味は?

「カンファレンス」には、次のような意味があります。

1.会議。協議会。
2.相談。会談。
3.競技連盟。米国やカナダの高校・大学において、同じレベルの学校で構成されるスポーツリーグ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「カンファレンス」

カンファレンスとは、会議のことです。ただ通常の小規模のビジナス会議は、ミーティングと使います。一番カンファレンスを用いている分野は、医療分野です。医療分野においては小規模の打ち合わせにも議事録の存在するものには、大抵カンファレンスと使われています。項目により「リハカンファレンス」や「術前カンファレンス」などと分かれていますね。

ビジネスの世界では会社規模でも各部署が集まるなど100名程度の会議を指します。ビジネスシーンでは使い分けや決まりは企業毎に異なりますね。別名では「コンファレンス」といいます。意味は変わりません。

医療以外ではスポーツの分野にて協議会などの意味で使われますね。この場合のカンファレンスは、拡大解釈で競技連盟などのスポーツ団体そのものやカンファレンスリーグと用いるとリーグ戦そのものをいい表します。

「カンファレンス」の語源は?

次に「カンファレンス」の語源を確認しておきましょう。

英語の「Conference」が語源に当たる単語です。この言葉はconfer(話し合う)とence(こと)に分けられます。話しあうことを表現したカンファレンスは、2つの言葉を組み合わせた英語の造語です。

古くはcon(一緒に)とero(持ち運ぶ)、bher(運ぶ)と使われ、一緒に運ぶ動作で運搬の仕事から、これは過酷な労働をいい表しています。

この言葉はもともと根回しという意味で使用されていました。運ぶという意味に結びついたのは戦争がきっかけです。これは戦場にて伝令前線の司令官が、話し合っていたことから来たようですね。そこからカンファレンスは、話し合うことに意味が変わったといわれています。

「カンファレンス」の使い方・例文

「カンファレンス」の使い方を例文に習い見ていきましょう。

1.担当の医師たちを集めカンファレンスが開かれ、お互いに意見を出し合い、充実をしている内容の1時間半だった。
2.本日のカンファレンスへの出席者は、社内から50名、社外から100名の計150名の予定です。
3.2020年の9月に始まったUFFAカンファレンスリーグは、名門の優勝にて幕を閉じた。

一般的には会議をいい表す言葉ですからカンファレンスと使えば、ある程度の時間や人員を用いた会議を示します。この規模については医療分野では小規模の打ち合わせ、ビジネスの世界では中規模の100名程度が多いようです。正確には人数の縛りなどはなく、自由に名称をつけられるといいます。

ただ議事録が存在する会議を概ねいい、医療現場を除いては、一般的には格式の高い会議のことをいいますね。

3の例文は最近できたサッカーのリーグ戦。カンファレンスリーグといい、クラブチームによる国際大会です。

3つの使い方以外にはほぼ使うシーンが見受けられない言葉ですね。医療用のドラマや映画などには頻繁に登場をします。ドラマウオッチャーの方には馴染みの深い言葉です。

「カンファレンス」の類義語は?違いは?

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それではカンファレンスの類義語を見てみましょう。類義語は英語からの派生語を中心に選びました。

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