
1.強制力または暴力をもって行使する、徹底的で過激
2.非常に厳しい、非常に広範囲
出典:新英和中辞典(研究社)「ドラスティック」
このように、意味合い的により過激で衝撃的なイメージになりますので、使うときは十分な注意が必要ですね。
ちなみに、「drastic」の語源は古代ギリシャ語 であり、もともとは「drastikos(劇的な)」「drama(演劇)」なと同じ語源を持つ言葉です。「ドラマティック」と文字面が似ているのは、語源が同じだったからなんですね。
1.金融業界ではドラスティックな改革が進み、新たな経営モデルの構築が求められている。
2.ゲームのルールをも変える規模の技術環境の変化は、顧客の体験にもドラスティックな変化を及ぼす。
3.withコロナというドラスティックな時代の変化を反映した、新たなライフスタイルを提案するための商品を開発する。
4.コロナ禍のこの時代、医療費政策はもはや国家的視点から論じられ、かつてはタブー視されていたようなドラスティックな改革案が堂々と述べられている。
5.創業当時は無名だった企業が、それまで提案してきた製品の在り方をも覆すドラスティックな開発改革を行なったことで一躍トップメーカーに成長した。
上記例文を見てもわかるように、それまでの現状をひっくり返すような衝撃的な変化の様子をあらわす時にこの「ドラスティックな○○」という言い方をします。
そのほかにも、例えば企業内で大規模な人員削減が行われた時、首脳陣・経営陣などのトップが一斉に交代した時、株価が乱高下した時など、それまでの形態から突然大規模な変化が起こったときに「ドラスティックな変化が起こった」という表現で用いられることが多いでしょう。
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