
端的に言えばドラスティックの意味は「徹底的な」「急激な変化」を意味しますが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
情報誌系の記者を10年経験したライター・にべこを呼んです。一緒に「ドラスティック」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/にべこ
某大手情報誌の記者を務め、その後フリーライターに。ビジネス用語ならおまかせ。さまざまなシーンで使えるカタカナ言葉を噛み砕いてご紹介。
「ドラスティック」の意味や語源・使い方まとめ

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今回ご紹介するのは「ドラスティック」という言葉です。
この記事では「ドラスティック」のビジネスシーンでの使い方を中心に、英語である元々の言葉の微妙な意味やニュアンスの違いも含めて、意味や語源・使い方を詳しく見ていきましょう。
「ドラスティック」の意味は?
「ドラスティック」には、次のような意味があります。
やり方などが、思い切ったものであるさま。過激。「ドラスチックな改革」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「ドラスティック」
ドラスティックは「徹底的な」「思い切った」「過激な」などという意味の言葉です。
物事を根底から覆すほどの大きな変化や変動が起こった時に使われますが、日常生活というよりは主に政治的・社会的な場面で使うことが多いでしょう。今までの政治・社会、業務などのルールや方針を大きく変更したり、大規模で劇的な変革や改革を行なう時に用いられます。多少の変化など中途半端な状況の際には使われません。
また、言葉の意味合いから衝撃的なイメージはありますが、結果の良し悪しに関係なくその時の状況をあらわす言葉だと覚えておくと良いです。
「ドラスティック」の語源は?
次に「ドラスティック」の語源を確認しておきましょう。
元々は英語の「drastic」という形容詞で、「drastic reform (抜本的な改革)」などと書き、主に状況や手段を表す単語です。さらに、「drastic」の英語の本来の意味は日本で使われる「抜本的な」という意味とは多少ニュアンスが異なり、英和辞書を引くと次のような意味と記載があります。
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