
「両立性」
「両立性」とは文字通り、二つ以上の要素を両立することが可能な状況や関係性の事です。
仕事だと、例えば限られた人員内でも一定の業務を外部に委託することで短期間でのプロジェクト達成を可能にするといった状況が挙げられます。日常生活内でも、例えば、一日同じ8時間働くにせよ、勤務時間を一時間ずらすことで子供を保育園に送った後出勤するということが可能になるといった状況は「両立性」と言えるのではないでしょうか。
それまでの「どちらにする」という議論をしていた状態から一歩進んで、「どうしたら両立できるか」と考えられるようにするには、創意工夫や外部から協力を得ることが必要不可欠。それが可能となった、「両立性」が備わった関係性や状態は、それまでより成熟したものであると言えますね。
「トレードオフ」を使いこなそう
この記事では「トレードオフ」の意味・使い方・類語などを説明しました。文中では説明しきれませんでしたが、「トレードオフ」には常に「どちらを取るか」「こちらにする」という選択が伴います。その結果どうなるかというと、なんと「決断疲れ」といって精神的に消耗してしまうことにつながるのです。具体的な例で言うと、スティーブ・ジョブズが毎日仕事で着る服を黒のタートルネックに固定させたのは、服を決めるという選択をしないで済むようにしたかったからなのだとか。たまにビジネス書にも同じような内容が書いてあったりしますね。より良い判断を下すためには、決断をしないで済む状況を作ることも大事なのかもしれません。