

これらは言葉が紛らわしいこともあり、混同されがちな植物の性質だ。苦手なやつも少なくないな。この記事で色々な具体例とともに、傾性と屈性の意味や違いを確認していこう。
大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらうぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
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ライター/小野塚ユウ
生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。
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傾性と屈性
生物学において、”傾性(けいせい)”と”屈性(くっせい)”は、いずれも刺激を与えられたことにより植物が運動する現象や性質のことをさします。
「傾く」と「屈む(かがむ)」という、似た雰囲気の漢字が使われているためか、両者は混同されることも少なくありません。しかしながら、”傾性”と”屈性”にはきちんとした違いがあるのです。今回は、その違いにも注目しながら、それぞれの現象について学んでいきましょう。
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ちなみに、英語でも”傾性”と”屈性”はきちんと区別されている。”傾性”はnastic movements、”屈性”はtropic movementsだ。
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傾性
傾性は、植物体が刺激の与えられた方向とは無関係にからだを屈曲させることをいいます。
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