国語言葉の意味

源氏物語にも出てくる?「綻びる」の意味・例文・類義語などを日本放送作家協会会員がわかりやすく解説

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「綻びる」について解説する。

端的に言えば、綻びるの基本の意味は「縫い目がほどける」ことだが、それ以外にも「つぼみが開く」や「表情がやわらぐ」など、さまざまな意味がある。源氏物語にも「綻びる」という言葉は使われているぞ。

日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。一緒に「綻びる」の意味や例文、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ユーリ

日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。

「綻びる」の意味・例文

image by iStockphoto

まず辞書で「綻びる」の意味を確認し、例文で使い方を見てみましょう。

「綻びる」の意味

さっそく辞書で「綻びる」の意味をチェックしましょう。

1 縫い目などがほどける。
2 花の蕾 (つぼみ) が少し開く。咲きかける。
3 表情がやわらぐ。笑顔になる。
4 隠していた事柄や気持ちが隠しきれずに外へ現れる。
5 鳥が鳴く。さえずる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「綻びる」

「綻びる」は「ほころびる」と読みます。意味は「衣服などの縫い目がほどける」ことです。縫い目がほどけると少し開いてすき間ができますね。「綻びる」には「花のつぼみが少し開いて咲きかける」という意味もあります。緊張が解けて笑顔になるとき、それまでギュッと閉じていた口元が開きますね。そこから「表情がやわらぐ」「笑顔になる」の意味でも使われるようになりました。

さらに、ほどけて開いたところから何かが外へ現れることから「隠していた事や気持ちが露見する」という意味あいもあります。あまり使うことはないかもしれませんが、「鳥がさえずる」ことも「綻びる」といいますよ。

「綻びる」の例文

次に「綻びる」の例文を見ていきましょう。

1.彼はいつもお気に入りの同じシャツばかり着るので、袖口が綻びてしまった。
2.今年は例年より気温が高く、ここ数日晴天が続いたせいもあって、桜の花がいっせいに綻びかけた。
3.それまで口を真一文字に結んでいた少女だったが、兄の姿を見つけて思わず顔が綻んだ。
4.上層部は事実をひた隠しにしていたが、思わぬところに綻びが生じて、社員全員が真実を知ることになった。

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