
その2:環境を表す「ランデブーラウンジ」
「ランデブーラウンジ」は待ち合わせ場所に使用されるラウンジという意味の言葉です。高級ホテルなどには、「ランデブーラウンジ」という冠のラウンジが存在することもあります。「ランデブー」という名がついていても、「ランデブー」以外に使用してはいけない、ということではありません。ただ、「ランデブー」と付いた場所はやはり、「ランデブー」に適した環境やサービスが揃っている可能性が高いです。
「ラウンジ」の他に「エリア」「ルーム」などを続けて、目的に適した言葉を作ることもできます。
その3:運転中の状況を表す「ランデブー走行」
「ランデブー走行」とは、車が接近しながら走る走行法のことです。前後に並んでいる場合はもちろん、危険ですが隣接して走行する状況も示しています。仲間同士で何台かの車に分乗し、同じ目的地に向かってお互いはぐれないように走っているような状況は、「ランデブー走行」と言える状況です。
ただし、あまり安全な状態とは言えません。良い意味で使用されることは、あまりないと言って良いでしょう。
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「ランデブー」の歴史について

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「ランデブー」という言葉は、面白い歴史を持つ言葉です。言葉として古いということではありませんが、昨今の扱われ方になるまでの変遷は興味深いものがあります。知らなかったからと言って「ランデブー」を正しく使えないということではありませんが、知っているとより言葉に対して親しみがわくでしょう。
「ランデブー」はフランス語
「ランデブー」はフランス語です。しばしば英語とみなされており、それも間違いではありませんが、元々はフランスの言葉となります。それが英語圏に入ってきて英語の一つとして定着し、そのさらに後に日本に入ってきて、今は日本語としても定着しているのです。
「ランデブー」に限らず日本語でカタカナの単語は元々英語であると思われがちですが、調べてみると他の国の言葉であったり造語であったりと、英語でない例も少なくありません。特にフランス語は日本に定着している言葉も多いです。
現代ではレトロ感漂う「ランデブー」
「ランデブー」は使用され始めた当初、現代風の言葉として日本で流行りました。しかし流行りとは廃れるもので、しばらくすると一転し、レトロな言い回しとみなされはじめました。現在、デートや待ち合わせのことを「ランデブー」と表現する人は少ないと言えるでしょう。
同様の歴史を持つ言葉として、「アベック」があります。「アベック」は日本ではカップルを表す古めの言い回しとされていますが、これもフランス語です。ただ、意味はやや異なっており「一緒に居る」という意味の言葉となります。
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