
宇宙開発用語でもある「ランデブー」
「ランデブー」は実は宇宙開発事業でしばしば見受けられる単語です。宇宙の分野においては、宇宙ステーションや人工衛星が速度を互いに合わせ、接近したりドッキングしたりすることを「ランデブー」と呼びます。人間ではありませんが、まさしく時間と場所を示し合わせ、合流する行為と呼べるでしょう。
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「ランデブー」の使い方
「ランデブー」の使い方は以下の通りです。
1.今日は10時に駅前で友達と「ランデブー」だ。
2.本日の正午過ぎ、人工衛星が宇宙ステーションに「ランデブー」する予定となっている。
3.彼との「ランデブー」を楽しんできてね。
1は通常の「ランデブー」の使用例、2は宇宙開発の例、3はデートと置き換えられる例です。「待ち合わせ」と言うとカジュアルなニュアンスを感じますが、実際は2の例の様にきっちりと決まりきった、入念な準備の要る予定のことでも「ランデブー」を使うことができます。
フランスでは、「15時に歯医者にランデブー入れてるの」などの予約といったニュアンスで使われることもありますが、日本ではこちらはあまり一般的ではありません。
「ランデブー」から派生した言葉

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日本では「ランデブー」から派生した言葉もあるため、代表的なものをいくつか紹介します。「ランデブー」は日常的な意味を持つ言葉であるため、紹介する言い回し以外にも派生した言葉はさまざまです。しかし、「ランデブー」という言葉の意味を押さえておけば、理解が難しいという可能性は低いでしょう。
その1:場所を表す「ランデブーポイント」
「ランデブーポイント」とは、その名の通り「ランデブー」する予定の場所という意味になります。この場合の「ポイント」とは地点、場所というニュアンスです。「ランデブーポイントは〇〇ビルだね」などという使い方をします。わからない場合は、「待ち合わせ場所」と同じ意味だと捉えておきましょう。
場合によっては「ランデブー地点」「ランデブー場所」などという言い回しになることもありますが、意味は同様です。
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