
端的に言えばつまらないの意味は「面白くない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役の落語家でウェブライターの晋治を呼んです。一緒に「つまらない」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/晋治
現役の落語家でwebライター。20代後半から落語家に入門し、40歳からは兼業ライターに。言葉を生業とする落語家とライターの経験を活かして、わかりやすく言葉の意味を解説する。
「つまらない」の意味は?
「つまらない」には、次のような意味があります。
「つまらない」
わたしは落語家という商売をしているため「つまらない」という言葉には非常に敏感に反応してしまいます。
先日、あるイベントで落語の営業の仕事がありました。イベント終了後、主催者の小学生の息子さんが私に挨拶をしてくれたのですが、その時の言葉がいまだに忘れることができません。「今日はありがとうございました!落語、面白かったです!もうちょっとで笑うところでした。」子どもというのは正直です。いまいちだったんでしょうね。少しだけ落ち込みました。少しだけ。
「つまらない」の語源は?
次に「つまらない」の語源を確認しておきましょう。
「つまらない」は、動詞の「詰まる(つまる)」に打ち消しの助動詞「ない」がついたものです。「つまる」は「動けなくなる状態」「行き詰まる状態」を表しています。そこから「結局」「決着する」「納得する」などの意味を持つようになりました。やがて「決着しない」「納得できない」状態のことを「つまらない」という言葉で言い表すようになったのですね。
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