
「エキゾチック」の使い方・例文
「エキゾチック」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.「昨日言ったレストランの店員さん、エキゾチックな雰囲気だったね」「彫りが深くて大人っぽかったもんね」
2.タージマハルに行った友人がいかにエキゾチックで素晴らしかったかということをずっと話している。
3.小さいのに妙に目鼻立ちがくっきりしていて、エキゾチックな感じすらする男の子だ。

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「エキゾチック」が想起させるイメージは、上述した通り東南アジアから中東にかけての要素です。したがって、例文2ではインドが出てきますし、インドの周辺にある文化を称賛する言葉、異国の地に行ったという雰囲気を味わってきたということを伝える際に「エキゾチック」が用いられたということですね。
例文1.3では顔の特徴を指す言葉として「エキゾチック」を用いましたが、これも同様に浅黒い肌やツヤツヤした黒くて長い髪、彫りの深くて凛々しい眉毛のクッキリといった顔立ちといったイメージを指しています。「オリエンタルビューティー」にもつながるものと言えるでしょう。例えば、「アラジン」のジャスミン姫などは分かりやすい例と言えるでしょう。ディズニーの映画は世界の様々な場所を舞台にした作品を作っていますが、その地に合わせて登場人物の見た目が大きく変わっているため、「欧米人から見たこの地域の人の顔立ち」というものも表されている場合が少なくありません。
「エキゾチック」の類義語は?違いは?

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「エキゾチック」の類義語としては「異国情緒」「オリエンタル」「エスニック」が挙げられますが、意味合いや使う文脈は大分違う物ですので、比較していきましょう。また、「エキゾチシズム」についても触れていきます。
その1「異国情緒」
「異国情緒」は主に旅先、それも東南アジアから中東といった地域に行った時もしくは現地の人がやっているレストランなど国内にある場所に行った時にその雰囲気を表現する言葉として用います。あまり顔立ちには使わないほか、あくまで観光客目線という印象を与えるものがありますね。例えば、留学に行った人がブログを始めたとして、最初の一週間は「異国情緒」という言葉を使うかもしれませんが、だんだん現地での生活に慣れてくるとあまり使わなくなってくるでしょう。
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