この記事では「金がものを言う」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Money talks.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「金がものを言う」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「金がものを言う」の意味と使い方は?

「金がものを言う」は、無生物であるはずの「金」が何かを「言う」という面白い表現ですね。それでは、「金がものを言う」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「金がものを言う」の意味

「金がものを言う」の「ものを言う」は、「学歴がものを言う」「技術力がものを言う」のように「金」以外にもつかうことがあります。そこで「金がものを言う」と「ものを言う」の両方について意味を調べてみました。

物事を行うのに金銭の力が大きいことのたとえ。「―・う世の中」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「金が物を言う」

1.言葉を発する。話をする。「目は口ほどに―・う」
2.効果を発揮する。効き目がある。「最後は実力が―・う」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「物を言う」

「金がものを言う」の使い方・例文

「金がものを言う」は、お金を与えたり使ったりすることが効果的であるという意味です。次に「金がものを言う」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.今の世の中は、知識や経験よりも金がものを言うと思うよ。
2.コンクールで優勝するために必要なのは実力です。金がものを言う世界ではありません。
3.選挙には多額の金銭が必要だ。政治の世界は金がものを言うからね。

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「金がものを言う」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

慣用句「金がものを言う」を英訳するのは難しそうな印象ですね。しかし意外な感じがするかもしれませんが、日本語をそのまま英語にするだけで「金がものを言う」を表現することができます。

 

「金がものを言う」の英語表現

「金がものを言う」は、「Money talks.」で言い表すことができます

「money」はお金、「talk」は「話す」「しゃべる」という意味があるのはご存じですね。しかし「talk」は口語表現として使うと「影響力がある」という意味にもなります。

つまり「Money talks.」は「お金は影響力がある」という意味から、「金がものを言う」と訳すことができるというわけです。

1.Unfortunately, money talks in my country.
残念ながら、私の国では金がものを言います。

2.The rich end up benefiting because money talks.
金がものを言うから、結局は金持ちが得をする。

3.He is desperate to save money because he thinks money talks.
彼は金がものを言うと思っているので、必死にお金を貯めている。

「Money talks.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「Money talks.」以外に、「お金がすべて」「世の中は金で回っている」という意味を持つ英語のことわざがもう一つあります。

似た表現「Money makes the world go round.」

「Money makes the world go round.」を用いても「金がものを言う」という意味を表すことができます

「go round」は「回転する」という意味です。ここでは、「~させる」という意味の「make」と一緒に使うことで「回転させる」となり、「Money makes the world go round.」で「お金が世の中を回転させる」、つまり「世の中はお金で回っている」と言うような意味になります。

\次のページで「「金がものを言う」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.I don't believe that money makes the world go round.
私は、金がものを言うとは思わない。

2.My father, a politician, used to say that money makes the world go round.
政治家である私の父は、世の中は金で回っている(金がものを言う)と言っていた。

3.You need money to solve the problem since money makes the world go round.
金がものを言う世の中なので、問題を解決するためにはお金が必要だ。

「金がものを言う」を英語で言ってみよう

この記事では「金がものを言う」の意味・使い方・英訳を説明しました。「Money makes the world go round.」は、主語の「Money」を「Love」に替えた表現もあります。「Love makes the world go round.」は「愛の力が世の中を動かす」と言う意味になり、「Money makes the world go round.」と見た目は似ていますが、意味は正反対とも言えそうですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「金がものを言う」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

「金がものを言う」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

慣用句「金がものを言う」を英訳するのは難しそうな印象ですね。しかし意外な感じがするかもしれませんが、日本語をそのまま英語にするだけで「金がものを言う」を表現することができます。

 

「金がものを言う」の英語表現

「金がものを言う」は、「Money talks.」で言い表すことができます

「money」はお金、「talk」は「話す」「しゃべる」という意味があるのはご存じですね。しかし「talk」は口語表現として使うと「影響力がある」という意味にもなります。

つまり「Money talks.」は「お金は影響力がある」という意味から、「金がものを言う」と訳すことができるというわけです。

1.Unfortunately, money talks in my country.
残念ながら、私の国では金がものを言います。

2.The rich end up benefiting because money talks.
金がものを言うから、結局は金持ちが得をする。

3.He is desperate to save money because he thinks money talks.
彼は金がものを言うと思っているので、必死にお金を貯めている。

「Money talks.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「Money talks.」以外に、「お金がすべて」「世の中は金で回っている」という意味を持つ英語のことわざがもう一つあります。

似た表現「Money makes the world go round.」

「Money makes the world go round.」を用いても「金がものを言う」という意味を表すことができます

「go round」は「回転する」という意味です。ここでは、「~させる」という意味の「make」と一緒に使うことで「回転させる」となり、「Money makes the world go round.」で「お金が世の中を回転させる」、つまり「世の中はお金で回っている」と言うような意味になります。

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