
「つつがなく」の使い方・例文
「つつがなく」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.家族はみな、つつがなく暮らしております。
2.おかげさまで、つつがなくこのセレモニーを終えることができました。
3.どうぞつつがなくお過ごしください。
3つの例文を挙げてみました。一緒に解説を見ていきましょう。
まず例文の一つ目は、遠く離れた地にいる古くからの知人などにしたためた言葉ですね。「家族みな平穏で穏やかな毎日を送っていますよ」という「家族の無事・平穏な暮らし」を表現していますよ。例文の二つ目は、「トラブルも無く無事に終わりました」という感謝の意を込めて表現しています。例文の三つ目は、恩師やご年配の方への「お身体を大事になさって下さい」という相手への配慮を込めた文になりますね。
「つつがなく」の類義語は?違いは?

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「つつがなく」には、その言葉の意味から、たくさんの類義語があります。今回はその中でもよく聞く言葉を選んでみました。一緒に解説を見ていきましょう。
「無病息災」
「無病息災」とは、「むびょうそくさい」と読みます。お正月に三社参りに行くとよく祈願するのがこの「無病息災」ですね。「無病」は文字通り「病が無い」状態を表し、「息災」の「息」には「やめる・防ぐ」の意味があるので「病を無くして災いを防ぐ」から転じて「災い無く健やかに」という意味になりますよ。また「息災」という言葉は元々仏教の言葉で、「仏様のお力で止める」という意味も含まれています。
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