国語言葉の意味

「検討」の意味は?ビジネス・普段での使い方や言い換え・英訳を現役オペレーターの筆者がわかりやすく解説

俗にいう「お役所言葉」と言われる典型的な例文です。この場合の「検討」とは、現在話し合っている(または話し合う予定)、またはすぐに実行できる内容ではない(実行できるかどうかも現在不明)という意味を遠回しに表しています。

どちらの例文も、要望があったことについてひとまず担当者は受け取ったものの、詳しい内容は断言を避けていますね。このように、公的機関ではたとえ差し迫った状況であったとしても、重要な事柄であればあるほど具体的なことを伝えることができないため、しっかりと考えて取り組んではいるという意味で「検討」がよく用いられるようです。

転職・就活などの場で使われる場合の意味・例文

応募した企業から、書類審査や面接の結果を受けるときにも「検討」が使われていますが、この場合の「検討」に含まれる意味については、多くの就活生や転職活動中の人たちが悩まされるようです。

1.合否の結果につきましては、前向きに検討させていただき後日お知らせいたします。
2.慎重に検討を重ねた結果、この度は採用を見送ることになりました。

例文1について。「前向きに検討」と言われると少し期待がふくらみますね。しかしながら、この段階では「肯定も否定もできない慎重に比較して返事をする」という意味です。採用・不採用どちらの可能性もあるため、深く考えすぎず次の候補に向けて準備し時間を有効に使う方がよさそうですね。筆者の勤務先では、採用の可能性が少しでもある応募者に対して人事担当者はこのような返事をしています。

例文2は、残念ながら不採用となってしまったときの通知文です。応募者への配慮と会社のイメージを悪くしないためにも、「あなたを否定したわけではありません」という気持ちを込めて、社内で時間をかけて十分に話し合った結果であることを意味しています。ただし、これは定型文であることがほとんどです。

「検討」の類義語・違い

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ここでは、「検討」の類義語についていくつか紹介します。それぞれの使い方や意味合いが微妙に違うので「検討」と見比べて理解を深めていきましょう。

鑑定:ある物事を判断すること

「鑑定」とは、専門的な知識・経験をもっている人が、骨とう品や絵画などの美術品の質について本物か偽物かその判断をすること、また犯罪などに関わる証拠についての調査・分析を行うという意味です。

吟味:物事を念入りに調べ選ぶこと

「吟味」とは、ある物事の品質を詳しく調査し選択をすること、または詩や歌を作ったり声に出して楽しむという意味に使います。

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