この記事では「asap」について解説する。

端的に言えばasapの意味は「至急」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「asap」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/AYA

長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「asap」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。

「asap」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「asap」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「asap」の意味は?

「asap」には、次のような意味があります。

1.少しでも早く
2.出来る限り早く
3.できるだけ早く

出典:デジタル大辞泉(小学館)「asap」

「asap」とは、デジタル大辞泉にもあるように「出来るだけ、可能な限り早く」の意。とにかく急を要する時に使う言葉ですね。「ASAP」と大文字表記や「a.s.a.p.」と文字の間に「 . (ピリオド)」を入れる表記もありますが、意味は全て同じ「出来るだけ早く」です。読み方は「アサップ」というのが、日本では最もポピュラーな読み方ですね。ほかにも「エイサップ」やアルファベット読みで「エーエスエーピ-」とも読まれていますよ。

大文字表記は、より緊急度が高くなり「命令」の意味合いも強くなりますよ。「 . (ピリオド)」には、「単語を省略する」という意味もあります。「Mr.(Misterの略)」「No.(numberの略)」などがその例ですね。ですので「asap」にもこのような表記方法がありますよ。

「asap」の語源は?

次に「asap」の語源を確認しておきましょう。

「asap」とは「as soon as  possible」を略して出来た言葉です。日本語でも親しい間柄の人には「なる早で!」と使いますよね?「なる早」同様、ビジネスシーンで使われる事もありますが、使う相手を慎重に選ばないと失礼に当たることもありますよ。この言葉は、一説によると第一次世界大戦頃から使われていて、元々簡潔に手短に要件を伝えるためにアメリカ軍が軍隊用語として使っていたのが、英語圏のビジネスマンの間でも使われるようになったと言われています。

\次のページで「「asap」の使い方・例文」を解説!/

「asap」の使い方・例文

「asap」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.この資料をasapで仕上げて下さい!
2.折り返しの連絡ください、asapで!
3.   asapで返信してください。

3つの例文を挙げてみました。

まず注意点ですが「asap」は略語でカジュアルな表現なので、いくらネイティブが使うからと言って、取引先や目上の人に使うのは避けた方がいいでしょう。例文も社内でのやり取りを前提にしています。

例文1は会社の同僚にお願いをする時、例文2は外出している営業さんへのメール、例文3は取引先からのメールの返信などの例。その会社が外資系だったり海外企業と関わりが深いと使う機会は多い言葉ですね。

「asap」の類義語は?違いは?

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「asap」と同じ意味を持つ、どんな言葉があるでしょうか?一緒に見ていきましょう。

「urgent」

「asap」は「出来るだけ早く」という意味でしたね。なのでここではその意味が強い単語として、「urgent」を紹介します。「urgent」は「至急」という意味。メールで【至急】と件名に載っているのを見たことがあると思いますが、それが英語でこの「urgent」に当たりますよ。

「as soon as possible」は、時期的な早さを促す言葉ですが、そこまで急ぎでない時は、「as soon as ~ can」で多少やんわりと伝わりますよ。他にもテンポを早くしてほしい時は「as quickly as possible」と表現すれば、スピードアップを促す意味になります。仕事上の顧客や急かす行為が失礼に当たるような人には、「at ~’s earliest convenience」と伝えると、とても丁寧な表現になるので併せて覚えておくといいですね。

\次のページで「「asap」の対義語は?」を解説!/

「asap」の対義語は?

「asap」の対義語ですが、調べても該当する言葉はありませんでした。

言葉の意味から予測すると「as slowly as possible(できるだけゆっくりと)」と解釈できますね。ですが「asap(as soon as possible)」はビジネスシーンで使う事が多く、普段の業務を行なっている中で「出来るだけ急いでほしい」という時に使う言葉なので、「できるだけゆっくりと」とお願いするのは適切ではなく、対義語とは考えられませんね。

以上の観点から、「asap」の対義語は適切な言葉はない、といった結論になります。

「asap」の英訳は?

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次に「asap」の英訳を見ていきましょう。前出の日本語例文を英訳してみました。

「as soon as possible」

1. Please finish this material as soon as possible.(この資料をできるだけ早く仕上げて下さい。)

2.  Please call me back as soon as possible.(折り返しの電話をください、急ぎで。)

3. Please reply me as soon as possible.( 取り急ぎ返信をしてください。)

「asap」を使いこなそう

この記事では「asap」の意味・使い方・類語などを説明しました。

仕事をゆっくりのんびりする人は、そういないですよね。みんな日々膨大な量の業務をこなしていると思います。その中でも、優先順位を上げて取り組んで欲しい時に依頼する言葉として紹介しました。ビジネスで使う時は、是非丁寧な言い回しを参考にしてみてください!

略語は使い勝手も良く、今は「若者用語」「カタカナ語」などさまざまな略語が普及していますね。今回の「asap」も、普段の生活で「急いで送って欲しい」などあらゆるシーンで使用できますが、「asap」を使う時は、相手を急がせるという事をしっかり自覚して、感謝の意も表現する事を忘れずに使いこなしましょう。

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国語言葉の意味

「asap」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

「asap」の使い方・例文

「asap」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.この資料をasapで仕上げて下さい!
2.折り返しの連絡ください、asapで!
3.   asapで返信してください。

3つの例文を挙げてみました。

まず注意点ですが「asap」は略語でカジュアルな表現なので、いくらネイティブが使うからと言って、取引先や目上の人に使うのは避けた方がいいでしょう。例文も社内でのやり取りを前提にしています。

例文1は会社の同僚にお願いをする時、例文2は外出している営業さんへのメール、例文3は取引先からのメールの返信などの例。その会社が外資系だったり海外企業と関わりが深いと使う機会は多い言葉ですね。

「asap」の類義語は?違いは?

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「asap」と同じ意味を持つ、どんな言葉があるでしょうか?一緒に見ていきましょう。

「urgent」

「asap」は「出来るだけ早く」という意味でしたね。なのでここではその意味が強い単語として、「urgent」を紹介します。「urgent」は「至急」という意味。メールで【至急】と件名に載っているのを見たことがあると思いますが、それが英語でこの「urgent」に当たりますよ。

「as soon as possible」は、時期的な早さを促す言葉ですが、そこまで急ぎでない時は、「as soon as ~ can」で多少やんわりと伝わりますよ。他にもテンポを早くしてほしい時は「as quickly as possible」と表現すれば、スピードアップを促す意味になります。仕事上の顧客や急かす行為が失礼に当たるような人には、「at ~’s earliest convenience」と伝えると、とても丁寧な表現になるので併せて覚えておくといいですね。

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