国語言葉の意味

「遂行」の意味は?意志の強さを感じる使い方や類語・対義語などを元小学校教諭が解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では「遂行」について解説する。

端的に言えば「遂行」の意味は「任務や仕事をやりとげること」だ。「遂行」に使われている「遂」にはどんな意味があるか知っているか?

小学校教諭として言葉の授業を何度もしてきた「こと」と一緒に、「遂行」の意味や使い方・類語・対義語などを見ていこう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/こと

元小学校教諭のwebライター。先生や子どもたちから「授業が分かりやすい!」との定評があった教育のプロだ。豊富な経験を活かし、どんな言葉も分かりやすく解説していく。

「遂行(すいこう)」の意味と使い方

image by iStockphoto

では早速「遂行」の意味と使い方を見ていきましょう。読み方は「すいこう」です。「ついこう」ではないので、気を付けましょう。

「遂行」の意味は「任務や仕事をやりとげること」

「遂行」の意味を辞書で確認します。

[名](スル)任務や仕事をやりとげること。「業務を―する」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「遂行」

「遂行」の意味は「任務や仕事をやりとげること」です。仕事や務めなどを、初めの計画どおりに成し遂げるということ。

また「遂」は「遂(と)げる」と読み、この漢字だけでも「成し遂げる」という意味があります。「行」は行動を表すので、二つの漢字を合わせて「行動を成し遂げる」ということですね。

「遂行」の使い方を例文で紹介

「遂行」の使い方を例文で紹介します。

1.今回の人事は、任務を遂行する能力が高い人材を集めるのが目的だ。
2.職場の研修には様々な項目があり、業務を遂行するためには多くのことが大切だと分かった。
3.必要な調査はすべて終わり、仕事を遂行できたことに達成感を得られた。

すべて「任務や仕事をやり遂げる」という意味で使われています。また例文にあるように「遂行」という単語だけではなく、「遂行する」「遂行できた」というように使うことが多いです。

「遂行」や「遂」を使った言葉

image by iStockphoto

では「遂行」を使った言葉にどんなものがあるでしょうか。見てましょう。

職務遂行能力

まずは、「職務遂行」です。「職務遂行能力」という言葉でよく聞くかもしれません。「職務遂行能力」とは、「与えられた業務を最後までやり遂げる時に必要とされる能力」のことです。「職務遂行能力」が高い人材は業務を最後までやり遂げるため、業務を任せて大丈夫であるという信頼を得ることができます。

任務遂行・業務遂行・政策遂行

また「任務遂行」「業務遂行」「政策遂行」など、「○○遂行」という言葉は多くあります。どれも、○○の言葉を成し遂げるという意味ですね。いろいろな言葉の後に使用して「成し遂げる」意味を表すことができるので、使い方を覚えておくといいでしょう。

既遂(きすい)・未遂(みすい)

「遂」を使った言葉を紹介します。「既遂」と「未遂」です。この二つの熟語は対義語の関係にあります。

「既遂」は「既(すで)に遂げる」と書くことから「すでに、なし終わっていること。」「犯罪が完全に実現していること。」という意味があります。また「未遂」は「未(いま)だに遂げていない」と書くので「やりかけて、しとげないこと。」「 犯罪の実行に着手したが、まだ成し遂げていないこと。」という意味です。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「遂行」は「成し遂げる」という意味。職務・任務・政策など、社会的に責任のある何かを「成し遂げる」というイメージだな。

「遂行」や「遂」がふさわしいシーン

image by iStockphoto

「遂行」という言葉は、実際にどのような場面で多く使われているのでしょうか。

次のページを読む
1 2 3
Share: