小売業界における「アイソレーション」
コンビニやスーパーなどの小売店では、商品を陳列するテクニックの1つに「アイソレーション」があります。商品の陳列は、売上に大きく影響すると言われるもの。そこで、おすすめの商品や新商品は、通常と離れたところに置くことで注目を集めるアイソレーションという手法が用いられています。
スポーツ(ダンスや筋トレ)業界における「アイソレーション」
筋トレやダンスにおけるアイソレーションは、身体の一部分のみを単独で動かす技術を意味します。パントマイムが代表例で、ダンスにおいては基礎となる技術です。
デザイン業界における「アイソレーション」
企業やブランドは、それぞれのロゴを持っています。そのロゴデザインにはさまざまな規定があり、「ロゴのアイソレーション」はその1つです。これは「余白」のことで、ロゴの余白はデザインの印象を左右する大きな役割を果たしています。
ジャグリング業界における「アイソレーション」
ジャグリングでは、技の1つにアイソレーションがあります。ボールなどの小道具が、空中で止まって浮かんでいるように見せるもの。
どの業界でも「分離」や「孤立」といった基本の意味がもとになっていますが、それぞれ指す意味が異なります。各分野で適宜意味を理解する事が重要です。
「アイソレーション」の語源は?
次に「アイソレーション」の語源を確認しておきましょう。
アイソレーションのもとは、英語「isolation」です。この英語はラテン語がもとになっています。ラテン語の島という意味の「insula」が形を変えて、英語の「island」になりました。そして、「isolation」に変化したと言われています。
「島」はもともと『大陸から離れた孤立した陸』です。その意味から、「アイソレーション」は孤立や分離という意味になりました。
「アイソレーション」の使い方・例文
「アイソレーション」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
1.【小売業界】商品の陳列手法
この店は、新しい商品と古い商品をアイソレーションして置いている。
2.【医療業界】孤立感を感じる心理状態
周りの目を気にし過ぎる人は、アイソレーション症候群になりやすい。
3.【スポーツ業界】体の一部を単独で動かす技術
この曲のダンスをマスターするためには、アイソレーションは欠かせない
それぞれの分野によって、意味が異なります。そのため、分野によっても使い方が異なっていますね。自分が示したい意味をよく考えながら、使い方を見つけてみてください。
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