「メンテナンス」の対義語は?
「メンテナンス」の類義語には「放棄」があります。
「放棄」
「放棄」とは、ほうり出してかえりみないことです。あらゆるものは、放棄すれば劣化していき、メンテナンスをすれば寿命つまり耐久年数がのびます。「なげすてて大事にしない」というニュアンスが、メンテナンスの対極にあるといえるでしょう。
「メンテナンス」を一部の消耗品などをとりかえる「修理」ととらえると、対義語は「破損」となります。しかしメンテナンスは「破損しないように事前に保守する」ことではないでしょうか。「メンテナンス」と「修理」は似ていますが、「修理」の対義語である「破損」は、メンテナンスの対義語としてはしっくりきませんね。
「maintenance」
日本語の「メンテナンス」は「保守整備」のこと。「保守整備」は英語でも「maintenance」と訳してOKです。分かりやすいですね。
「maintenance」は本来「維持」という意味であり「生計」「扶養費」という意味もあります。生活を「維持」するためのお金です。
日本語の「メンテナンス」は「保守整備」にまつわる意味のみを持ちますが、本家の英語「maintenance」は幅広い意味を持つ言葉といえます。
「メンテナンス」を使いこなそう
この記事では「メンテナンス」の意味・使い方・類語などを説明しました。
最後に、「メンテナンスフリー」という言葉があることをお伝えします。言葉の通り受け取れば「メンテナンスがいらない」という意味ですね。しかし、この「メンテナンスフリー」という言葉は、「完全にメンテナンスが不必要」という意味ではないことが多いのですよ。「メンテナンスまでの間隔が長い」「従来のメンテナンスは必要なくなり、代わりの簡単な作業をするだけで済む」という意味であったりします。「メンテナンスフリー」とうたわれているからといって、放置してよいわけではないので注意してくださいね。