
端的に言えばフェーズの意味は「局面」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
情報誌系のライターを10年経験した柊 雅子を呼んです。一緒に「フェーズ」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/柊 雅子
イベントの司会や雑誌の記事作成を仕事としてきたライター、柊 雅子。個人差はあるものの…三人の息子たちを育てていく中で、子育てにもフェーズがあることを実感。最近では夫婦という関係にもフェーズがあることを実感中。そんな柊 雅子が「フェーズ」について解説する。
「フェーズ」の意味は?
「フェーズ」には、次のような意味があります。
1.段階。局面。
2.相。位相。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「フェーズ」
それではデジタル大辞泉に沿って「フェーズ」の意味をみていきましょう。
#1 「段階・局面」
高校受験を例として考えてみましょう。目標は「合格」。しかし三年生の春と入試直前の冬では勉強の仕方は変わってくるはず。そこで学習塾では三年生の一年間をいくつかの段階に分けて区切り、その一区切り毎に目標設定を行い、それを達成するように指導を行って合格を目指します。
スケールは随分違うのですが、ビジネスで長期間に及ぶプロジェクトも同じように考えられますね。例えば大きな長期プロジェクトでは全体を見渡し計画を立て、各段階を「フェーズ」で区切り、各フェーズでの目標達成を目指します。この段階の区切りが「フェーズ」。そしてその積み重ねが最終的な目標達成に繋がっていくということになる訳です。
\次のページで「「相・位相」」を解説!/