
その1「空虚感」
「空虚感」は「虚無感」ととても良く似た表現です。「空虚感」は「心に充実感や張り合いがなく、むなしい感じ。」という意味を持ちます。
「虚無感」と異なる点としては、「空虚感」は「あるべきものがなくてむなしい」様子を表すということです。「虚無感」は「何もなくてむなしい」と感じるのとややニュアンスが違います。
その2「喪失感」
「喪失感」は、「魂や気力が抜けてしまった感じ」という意味です。「喪失」と言うだけあって、もともとあった何かが失われたというニュアンスが強いですね。
「虚無感」との違いとしては、「喪失感」が何かをなくした際に使うということです。「虚無感」は何もなくしていなくても、ただ「ない」という様子を表すことができますが、「喪失感」は何かをなくしたという色が強くあります。
その3「寂寥感」
「寂寥感」は「せきりょうかん」と読みます。意味は「ものさびしく、ひっそりとした気持。心が満たされないで、むなしくさびしい感じ。」というものです。「寂」も「寥」も「さみしい」という意味を示します。
「虚無感」との違いは、むなしいということに「さみしい」という感情を抱くかどうかということです。「寂寥感」には「さみしい」というニュアンスがありますが、「虚無感」にはそれがありません。
「虚無感」の対義語は?
ここでは、「虚無感」とは反対の意味を持つ言葉について見ていきましょう。「虚無感」は、「何もなくてむなしいさま」を表していますので、その反対は「何でもある」というニュアンスを含み幸福なイメージのある言葉ということになります。
その1「満足感」
「満足感」の意味は、「自分の思い通りに事が進んで、満ち足りた感じ」です。「虚無感」が「何もない」という点に対し、「満足感」は「何でもある」といったニュアンスがあります。
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