現代社会

バブル時代のきっかけは?どうしてバブルは崩壊したの?現代の​身近な例を使って教員免許取得ライターが解説!

よぉ、桜木建二だ。バブル時代って何が起きていた?モノの値段が上がるとか景気が良いと言った説明をよく見かけるが、平成以降に生まれた世代にはどうにも想像しづらい。そもそもバブルが始まるきっかけはなんだろうか?バブル崩壊後に生まれたライターR175と「今どき」の例を使って解説していこう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

R175

ライター/R175

関西の某国立大理系学部出身、高校教員免許持ちで生まれたのはバブル崩壊後。理系出身ということを活かして理屈や数字に重きを置いて、バブルを知らない世代に分かりやすい解説をする。

1.バブル経済とは

image by iStockphoto

まず、バブル経済とは株価や不動産価格等の時価(時間の経過で大きく変わる価格)が投機(安い時に買って高い時に売却して利益を出すこと)を目的とした売買によって経済成長より早いペースで高騰し、実態経済からかけ離れていっている状態です。

 

バブル経済では、ある特定のモノの価格が投機目的での需要が増えることで上昇します。価格は上昇しますが、そのモノ自体の価値が上がっているわけではなく実態の経済とは関係なく価格が上がり続けているわけです。投機によって出た利益が他のことにも使われるので、景気が良くなります。

 

さて、「バブル」と聞いてまず思い浮かべるのは、1980年代後半〜90年代にかけての好景気のことではないでしょうか?この時何が起こっていたのか記事の前半で解説し、後半では現代でも起こりそうな「バブル」の身近な例に触れていきましょう。
no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

バブル経済では、実際にモノの価値が上がったとか全体的に物価が上がったかどうかに関わらず、単にあるモノに需要が集中して価格が上がっている。

2.バブル経済(80年代)のきっかけ

まずは、1980年代後半に日本で実際に起きた「バブル経済」の背景を簡単にみていきましょう。

ドル安にリード〜プラザ合意〜

意外にも、バブル経済のきっかけは後述する「円高不況から始まりました。その不況の原因はプラザ合意による円高で輸出が不利なったことす。1985年、アメリカのプラザホテルにて主要5ヵ国(G5、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、日本)で為替レート安定化に関する合意が行われます。プラザ合意です。

簡単に言うと、ドル高だとアメリカからの輸出が不利になるので、ドル安に導くよう各国に合意させたというもの。具体的には為替相場に介入して、ドル安に導くようにしました。例えば、大量のドルを売って大量の円を買うという介入をします。ドルは供給量が増えるからレートが下がり、需要が増える円はレートが上がりますね。このようにして「ドル安」状態に導いたわけです。

ドル高で困ること

image by iStockphoto

なぜアメリカは「ドル高」を嫌ったのでしょうか。それは、ドル高だとアメリカからの輸出が不利ため。

外国で品物を売った時は、その国の通貨で支払われますが、ドル高だと外国通貨をドルに変換した時の金額が少なくなってしまうです。為替レートは1ドルが何円とか、1ユーロが何ドルと言った異なる通貨間での比率のこと。

例えば、1ドルが100円の場合と120円の場合を比較しましょう。1ドル100円ということは100円で1ドルが買えますが、1ドル120円になると120円出さないと1ドルが買えないということで、100円の場合よりドル高です。さて、アメリカから日本に12,000円で品物を売ったとしましょう。1ドルが100円(ドル安)なら、売り上げは120ドルですが、1ドル120円(ドル高)なら売り上げは100ドルしかありません。このようにドル高だと、輸出の時に不利になってしまいます。
次のページを読む
1 2 3 4
Share:
R175