この記事では「アポイント」について解説する。

端的に言えば「アポイント」の意味は「約束」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「アポイント」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「アポイント」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「アポイント」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「アポイント」の意味は?

「アポイント」には、次のような意味があります。辞典などで正確な内容を確認しましょう。

1.面会の約束・予約・アポイント・アポ

出典:デジタル大辞泉(小学館)「アポイント」

ビジネスの場面でよく耳にする「アポイント」。「アポ」と略した形で聞いたことがあるかもしれませんね。「アポイント」とは、「約束・予約」の意。ビジネスシーンでの「アポイント」とは「面会・会合の約束」のことをいいますよ。仕事で親しくしているお客様や仲の良い取引先であってもアポイントを取ってから会うことが社会人としてマナーですよね。たった一つの行動があなたの印象だけでなく会社の印象も変えてしまうことを心得ておきましょう。

「アポイント」の語源は?

次に「アポイント」の語源を確認しておきましょう。カタカナ語の「アポイント」は英語の「appointment」が語源であるとされていますよ。「appointment」とは、「約束・予約」の意。「appointment」の「appoint」は「定める・決める」を表しています。「appointment」の「ment」は接尾辞と呼ばれ単語を名詞にする働きがありますよ。「結果・状態・動作・手段」を表しています。

「appoint」と「ment」が組み合わさると「決められたこと=約束」となりカタカナ語の「アポイント」の意味になったとされていますよ。言葉の語源を調べるときは接尾辞に注目してみましょう。

\次のページで「「アポイント」の使い方・例文」を解説!/

「アポイント」の使い方・例文

「アポイント」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。

1.13時からA社の社長とのアポイントがあったが急遽キャンセルとなった。
2.今日は10時から大切なアポイントがある。
3.取引先を訪問する前には必ずアポイントを取りなさいと上司から注意された。

「アポイント」の使い方を例文から学びましょう。例文1は「A社の社長との面会の予定がなくなった様子」を「アポイント」を使って示していますね。ビジネスにおいて予定が急に変更になることはあるでしょう。例文2は「大切な約束がある」場面を「アポイント」を使って表していますね。大きな商談があるのかもしれませんね。

例文3は「上司から取引先を訪問する時は事前に約束を取り付けなさいと注意されている場面」を「アポイント」を使って表現していますね。アポイントを取らずに急に訪問してしまったのかもしれませんね。このように、「アポイント」は「面会や会合の約束・予約」などの意味で使われることが多いでしょう。

「アポイント」の類義語は?違いは?

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「アポイント」の類義語にはどのような言葉が考えられるでしょうか。一緒に確認しましょう。

「リザーブ」

アポイントの類義語には「リザーブ」が考えられるでしょう。「リザーブ」とは「劇場やレストランの座席・ホテルの部屋などを予約すること」の意。英語では「reserve」です。「リザーブ」は主にレストラン・ホテル・コンサート・映画館の席などの「場所・施設・空間」に対して使うことがポイントでしょう。一方、「アポイント」は歯医者などの医者・美容師・弁護士などの「人」との約束に対して使う言葉であるとされていますよ。使う対象が違っているので注意しましょう。

\次のページで「「アポイント」の対義語は?」を解説!/

「アポイント」の対義語は?

「アポイント」の対義語にはどのような言葉が考えられるのでしょうか。関連する言葉を確認しましょう。

「キャンセル」

「アポイント」には「約束」という意味がありましたね。この意味での対義語として「キャンセル」をご紹介します。「キャンセル」とは「約束・予約・契約を取り消すこと」の意。英語では「cancel」です。「キャンセル料」や「キャンセル待ち」というフレーズでおなじみかもしれませんね。

「レストランの予約をキャンセルする」・「歯医者の予約をキャンセルする」・「飛行機のチケットをキャンセルする」などの普段の生活でも使うことが多い言葉ですね。レストラン・ホテル・コンサート・映画館の席などの「施設」や医者・美容師などの「人」の両方に対して使用できるカタカナ語でしょう。どのようなケースで使われているのか注目してみて下さいね。

「アポイント」の英訳は?

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カタカナ語の「アポイント」は英語でも「アポイント」なのでしょうか。キーワードとなる英単語をチェックしましょう。

「appointment」

カタカナ語の「アポイント」は英語で「appointment」です。「appointment」とは、「約束・予約・指名・任命・職・地位」の意。

使い方を例文で確認しましょう。例文1は「約束」という意味です。母と一緒にランチをする約束をしている場面が想像できますよね。例文2は「任命」を表しています。英語の「appointment」は「約束」という意味で有名ですが「新しい職務に就く」・「新しい職・地位を任命される」場面でも使われることがポイントでしょう。カタカナ語と英語の違いをマスターして下さいね。

1.I have an appointment to lunch with my mother.
(私は母とランチの約束をしている。)

2.The goverment announced the appointment of a new President.
(政府は新しい大統領の任命を発表した。)

\次のページで「「アポイント」を使いこなそう」を解説!/

「アポイント」を使いこなそう

この記事では「アポイント」の意味・使い方・類語などを説明しました。ビジネスにおいてアポイントをきちんと取り、訪問することは基本中の基本です。アポイントを取ったら遅れることなく相手先へ出向き、気持ちのこもった挨拶を心掛けましょう。アポイントを取る・時間に余裕を持って行動する・挨拶をするなど。人として当たり前のことが当たり前にできることこそビジネスの成功とあなたの信頼の獲得につながるでしょう。

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国語言葉の意味

「アポイント」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「アポイント」について解説する。

端的に言えば「アポイント」の意味は「約束」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「アポイント」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「アポイント」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「アポイント」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「アポイント」の意味は?

「アポイント」には、次のような意味があります。辞典などで正確な内容を確認しましょう。

1.面会の約束・予約・アポイント・アポ

出典:デジタル大辞泉(小学館)「アポイント」

ビジネスの場面でよく耳にする「アポイント」。「アポ」と略した形で聞いたことがあるかもしれませんね。「アポイント」とは、「約束・予約」の意。ビジネスシーンでの「アポイント」とは「面会・会合の約束」のことをいいますよ。仕事で親しくしているお客様や仲の良い取引先であってもアポイントを取ってから会うことが社会人としてマナーですよね。たった一つの行動があなたの印象だけでなく会社の印象も変えてしまうことを心得ておきましょう。

「アポイント」の語源は?

次に「アポイント」の語源を確認しておきましょう。カタカナ語の「アポイント」は英語の「appointment」が語源であるとされていますよ。「appointment」とは、「約束・予約」の意。「appointment」の「appoint」は「定める・決める」を表しています。「appointment」の「ment」は接尾辞と呼ばれ単語を名詞にする働きがありますよ。「結果・状態・動作・手段」を表しています。

「appoint」と「ment」が組み合わさると「決められたこと=約束」となりカタカナ語の「アポイント」の意味になったとされていますよ。言葉の語源を調べるときは接尾辞に注目してみましょう。

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