その1「ハードウェアベンダー」「ソフトウェアベンダー」
IT関連商品は多岐にわたってあります。販売業者が何を専門に販売しているのかが分かるように「ハードウェアベンダー」や「ソフトウェアベンダー」という言葉が出来ました。
その2「シングルベンダー」「マルチベンダー」
IT関連の「メーカー」は多くあります。例えば、富士通やNECなどが有名です。「シングルベンダー」という言葉は、特定の「メーカー」や製品だけを取り扱う販売業者に対して使うことや、特定の「メーカー」だけでコンピューターシステムを構築することに使います。「マルチベンダー」は、「シングルベンダー」とは反対に、複数の「メーカー」の機器を合わせてコンピューターシステムを構築することです。
その3「ベンダー資格」「ベンダーコード」「ベンダーコントロール」
「ベンダー資格」とは、自社製品の知識・技能が問われる民間資格の1つです。IT業界で働く人の中には、自分のスキルの証明として、「ベンダー資格」を目指す人も多くいます。
「ベンダーコード」とは、IT関連の機器には、どの会社が製造した商品なのかがわかる識別番号のことです。また、「MACアドレス」とは、この「ベンダーコード」とその後に続く「ベンダー管理番号」を合わせた番号を指します。
「ベンダーコントロール」とは、IT業界における役職の1つです。システムを開発するためのエンジニアの確保を行い、エンジニアを取り仕切るマネージメント業を行います。この仕事は、自分自身が開発をするわけではありませんが、幅広いスキルが必要です。
1.「メーカー」
「メーカー」には、次のような意味があります。
メーカー【maker】
《「メイカー」とも》
1 製造業者。製造元。特に、名の通った製造会社。
2 物事をつくりだす人。「ヒット―」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「メーカー」
「ベンダー」と「メーカー」の違いは、商品が消費者までに届くまでの流れを見ると分かりやすいです。まず、「メーカー」で商品が製造されます。その商品を「ベンダー」が買い、「ベンダー」は消費者に売ることにより商品が消費者に届くという流れです。ただし、インターネットの発展に伴い、「メーカー」から直接商品を買う消費者や商品開発を行う「ベンダー」も出てきているので、注意して使い分けましょう。
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