
端的に言えばアプローチの意味は「近づくこと・迫ること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
日々、言葉について勉強を積み重ねているwebライターのミロさんを呼んです。一緒に「アプローチ」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ミロさん
日々、言葉について勉強を積み重ねているwebライター。1つ1つの言葉に興味を持ち、理解を深めている。
「アプローチ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「アプローチ」の意味・語源・使い方を見ていきましょう。アプローチにはどのような意味・語源・使い方があるのか、気になりますね。「アプローチ」はさまざまな場面で使うため、しっかりと確認しておきましょうね。
「アプローチ」の意味は?
「アプローチ」には、次のような意味があります。この言葉には6つの意味があり、聞いたことのないものもあるはずです。6つの意味を1つずつ理解して、しっかりと使い分けるようにしておいて下さい。
1.近づくこと・接近
2.対象となるものに迫る・方法
3.建物・施設への導入路
4.陸上、スキーのジャンプで始めから踏み切りまでの間・助走
5.ゴルフでグリーンの近くからの寄せ打ち。
6.登山口、または登攀ルートの取り付きまでの行程。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「アプローチ」
1つ目は近づいていくことで、人と人との接近などが当てはまります。例えば、離れていた2人が徐々に距離が近づくなどで使われるでしょう。日常生活で人だけではなく、ペットなどが自分に近づいてくることもありますよね。
2つ目は自らが対象・目的としているものに迫っていきます。圧倒する勢いで近づくことを意味しているのです。自然と近づくのではなく、意図的に迫っていくと覚えておきましょう。
3つ目の建物・施設への導入路は土木系のことで、機械とブルドーザーが入る進路が必要となります。街中の小路では人間が入れるスペースより幅広い道筋を確保しておかないと建設する建物の工事が着手できないことがあるでしょう。工事を行う上で通路を見つけておくことが大事です。
4つ目は陸上競技やスキーのジャンプを始める部分から踏み切りまでの間の距離をさします。この競技は助走することが大切で、踏み切った後の結果に大きく影響しますね。助走する時は、ランニングを始める感覚から徐々にスピードをつけていくのです。
5つ目はゴルフでピンが立っているグリーンに向かってゴルフボールを近づけるために打ちます。この時には、ウェッジというゴルフクラブのアイアンの中の1つのクラブを使って打ちますよ。ゴルフの初心者にとっては、最初どのクラブを使うのか迷う人も多いはずです。
ピンに向かってゴルフボールを球筋を考えながら打ちますが、レッスンを重ねて上達すれば打ったゴルフボールがそのまま入っていく「チップイン」ということが起きるでしょう。ミスショットで近くのバンカーに入った場合は サンドウェッジという専用のクラブを使うのです。
6つ目は登山口や山を登るルートの始まるところからの道のりをさしています。登山をする時には無計画に上るのではなく、明確なルートを考えておく必要があるのです。登山をする場合は計画を立てておかないと危険に遭遇することもあるため、念入りなアプローチをすることが大事ですね。
「アプローチ」の語源は?
次に「アプローチ」の語源を確認しておきましょう。「アプローチ」が語源がどこになってるのか予想しにくいはずです。ちなみにアプローチの語源はラテン語になっています。
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