イギリスヨーロッパの歴史世界史

「キャプテン クック」って誰?大航海の食事を変えた?元大学教員が5分で解説

よぉ、桜木建二だ。キャプテン・クックとは、大航海時代に活躍したイギリスの海軍士官。太平洋の航海を3回おこない、ニュージランドやオーストラリアなどオセアニアの周辺の地図の作製や南極大陸の情報の獲得に成功した。キャプテン・クックの功績はいろいろあるが、もっとも有名なのが壊血病を出さずに航海する方法を発見したことだろう。

それじゃ、英国を代表する航海者キャプテン・クックに関連する出来事を、世界史に詳しいライターひこすけと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/ひこすけ

アメリカ文化と歴史が専門の元大学教員。大航海時代の食事事情に興味があり調べていたところ、壊血病の問題を解決した立役者としてキャプテン・クックに遭遇。キャプテン・クックはどんな人だったのか気になったので調べてみた。

キャプテン・クックとはどんな人物?

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キャプテン・クックの本名はジェームズ・クック。1728年生まれのイギリス人です。日本ではクック船長と呼ばれることもあるでしょう。海軍士官、海洋探検家、海図製作者、博物学者、作家など、さまざまな顔を持っていました。

商売人を目指して奉公人からスタート

キャプテン・クックはスコットランド人の父母のあいだに生まれ、13歳から父と一緒に農場で働き始めます。16歳になったクックは、親元を離れて漁村にある雑貨店で奉公生活を開始。商売人としてのキャリアをスタートさせます。

しかしながらクックの関心は商売にはまったくなく、彼の目の先にあるのが海。彼が商売に向かないことに気が付いた店主が、港町の船主にクックを紹介します。それをきっかけにクックは石炭運搬船団の見習い船員として働くようになりました。

操船に必要な知識をたくわえたクック

雑貨屋の奉公中はまったくやる気がなかったクック。見習い船員として働くなか、操船に必要な知識や技術をめきめきと身に付けていきます。代数学、三角測量法、航海術、天文学などの知識を備えていき、将来のキャリアに備えていきました。

クックが見習い船員として働いたのはわずか3年間。見習い期間が終わったあとクックは、船乗りとしてのさらなるキャリアアップを目指して、バルト海を往来する貿易船で働くようになります。そこで船乗りとしての頭角をあらわしたクックは、貿易船の航海士に昇進するまでになりました。

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クックは小さいころから海に魅せられていた。そのため雑貨屋ではまったくやる気なし。クックの海に対するこだわりに気が付いた店主の機転が、彼の運命をガラッと変えた感じだな。これも運命的な出会いと言える気がする。

イギリス海軍で働き始めたキャプテン・クック

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貿易船では航海士として一気に昇進を果たしたものの、クックはさらに上を目指していきます。一か月もたたないうちにクックは転職を決意。貿易船での昇進を捨ててイギリスの海軍に水兵として志願、入隊を果たします。

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