「needless to say」
「needless」は不必要な、無駄な、という意味の形容詞です。よって「needless to say」全体を直訳すると「言う必要がない」となり、そこから「言うまでもなく」「もちろん」という意味が派生しました。
また、こちらと似た言い回しとして「it goes without saying」があり、同じく「言うまでもなく」という意味を持ちます。
「plain as the nose on your face」
「plain」は明白な、わかりやすい、という意味の形容詞です。「plain as the nose on your face」を直訳すると「鼻が顔の上にあるように明白である」となり、その比喩表現から生まれた慣用句として、「言うまでもなく明らかなこと」という意味で使われるようになりました。
「obviously」
明らかに、間違いなく、言うまでもなく、という意味を表す副詞です。なお、明らかな、明らかである、を表す形容詞は「obvious」となります。
「言わずもがな」を使いこなそう
この記事では「言わずもがな」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「言わずもがな」は古語の表現であることから、古風あるいは文語的なひびきがあり、会話や文章の相手に対して知性的な印象を与えることができることと思います。
一方、「もちろん」「言うまでもない」という意味の言葉は場面や言い方によっては相手を不快にさせる場合がありますし、「言うまでもない」と「言わない方がよい」の意味を取り違えられると大きな誤解を生むこともありますから、実際の会話においては十分に気をつけたいですね。
ぜひ意味や使い方を覚えて、お仕事の場面や目上の方へのメールやお手紙などに取り入れてみてはいかがでしょうか。