
この言葉の代表的な英訳は「Even Homer sometimes nods.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「弘法も筆の誤り」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「弘法も筆の誤り」の意味と使い方は?
「弘法も筆の誤り」は、「弘法にも~」と「に」が入る場合もありますね。それでは、「弘法も筆の誤り」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「弘法も筆の誤り」の意味
「弘法も筆の誤り」には、次のような意味があります。
弘法大師のような書の名人でも、書き損じることがある。その道に長じた人でも時には失敗をすることがあるというたとえ。猿も木から落ちる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「弘法にも筆の誤り」
「弘法も筆の誤り」の使い方・例文
弘法(弘法大師)とは、真言宗の開祖である「空海」のこと。優れた能書家としても知られており、「嵯峨天皇」「橘逸勢」と並び「三筆」の一人とされています。それほどの書の名人であっても、書き間違いや失敗をすることがあるというのが「弘法も筆の誤り」の意味です。
次に「弘法も筆の誤り」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.君が漢字テストで間違えるなんて、弘法も筆の誤りだね。
2.弘法も筆の誤りとはこのことだ。いつもパーフェクトなピアノ演奏をする彼女があんなミスをするとは。
3.課長は自分の失敗を、弘法も筆の誤りだって言い張ってるよ。
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