

普段あまり意識することはないかもしれないが、我々は様々な刺激を受け取り、その情報を処理している。刺激を受け取る「感覚器官」みんなはいくつあげられるだろうか?
大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小野塚ユウ
生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。
感覚器官
感覚器官(かんかくきかん)とは、環境の変化や外界からの刺激を受け取り、中枢神経に伝えることのできる器官です。感覚器という名称の方がよく使われますが、中学校の理科などでは”感覚器官”と書いてあることの方が多いかもしれません。
また、感覚受容器という名前でよばれることもあります。
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このあと詳しくご紹介しますが、生き物の多くはからだに複数の感覚器官をもちます。感覚器官で受けた刺激は末梢神経(感覚神経)によって脳へ送られ、情報を脳で処理することで外界を認識したり、その情報をもとに行動を起こすことができるのです。
このような、感覚神経やその情報を処理する脳(中枢神経)の部分をまとめて感覚器官ということもあります。
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