
地球:5,514kg/m3
水星:5,427㎏/m3
金星:5,200kg/m3
火星:3,933kg/m3
海王星:1,638kg/m3
太陽:1,411kg/m3
木星:1,326kg/m3
天王星:1,320kg/m3
土星:700kg/m3
密度で見ると、先ほどの直径や重さとは違うランキングとなっています。密度部門のトップはなんと地球でした。そして意外なことに密度に関しては、太陽は下から数えた方が速いのです。これは先程ちらっと出てきた惑星の種類の違いが関係しています。火星より太陽側に位置する惑星は地球型惑星というのです。これらの惑星の成分は岩石と金属となっています。一方、木星より外側に位置する惑星は木星型惑星というのです。木星型惑星の成分は水素やメタンなどのガスやメタンやアンモニアなどの氷となっています。
岩石、金属と気体、氷では明らかに岩石や金属の方が密度が大きいですね。しかし、木星型惑星はあまりにも大きいため、密度が小さいにもかかわらず質量がずっと大きくなっているのです。
土星:82
木星:79
天王星:27
海王星:14
火星:2
地球:1
水星、金星:0
太陽系には準惑星のものを含め214個の衛星が確認されています(2019年時点)。土星、木星がたくさんの衛星を持つ一方、水星と金星は衛星を持っていません。なお、土星には本当に存在しているか確認中の衛星があと3つあるため、今後85個となるかもしれません。
公転・自転のスピードで並べる惑星

地球は365日かけて1回公転(太陽の周りを回転すること)し、24時間で1回自転(惑星が地軸を中心に回転すること)しています。今度は公転と自転の周期を比べてみましょう。
公転
水星:約88日
金星:約225日
地球:365日
火星:約687日
木星:約12年
土星:約30年
天王星:約84年
海王星:約165年
自転
木星:約9時間55分
土星:約10時間14分
海王星:約16時間
天王星:約17時間
地球:24時間
火星:約24時間30分
水星:約58日15時間30分
金星:約117日
公転の速度は、太陽から遠いほどかかる時間が長くなっています。特に火星は2年かからないくらいで太陽の周りを1周しますが木星はその6倍、土星は木星の2倍以上とどんどん長くなっていますね。
一方、自転の周期は水星は2か月程度、金星は4か月程度もかかっています。地球と火星はほぼ同じくらいの時間で自転し、最も自転速度の速い木星は半日もかからずに1回自転をしているのです。
太陽系の惑星についてのまとめ

image by Study-Z編集部
太陽系の惑星の個別のデータは上の表のようになります。
その惑星が太陽の側にあるのか遠くにあるのか、その成分は何かということによって惑星の特徴が異なることが分かりますね。
太陽系の惑星の意外な順番
太陽系をいろいろなランキングで並べると、惑星の特徴が見えてきましたね。地球型惑星の火星と木星型惑星の木星の間で大きな違いはありますが、基本的に隣り合う惑星は似た性質となっています。例えば地球と金星の直径はほとんど一緒ですが、自転に関しては地球と火星がほとんど一緒です。
個別で特徴を覚えるのは大変ですが、隣り合う惑星や地球型・木星型に注目すると傾向が見えてきます。太陽系の惑星全体の特徴を確認してみるといいですね。