国語言葉の意味

娯楽なら何でも当てはまる?「エンターテイメント」の意味・派生語・類義語を言葉大好きライターがわかりやすく解説!

その3:「エンターテインメント」は間違いなの?

「エンターテイ”ン”メント」という言葉があります。「エンターテイメント」のイとメの間に”ン”が入った言葉ですが、これは「エンターテイメント」と同様の意味です。

エンターテイメントは英語であり綴りは「entertainment」ですが、このiとmの間に入っているnはやや小さめに発音されます。結果として、日本人の耳には聞こえるときと聞こえないときがそれぞれ発生してしまい、2つの読み方が出来てしまったのです。よって、「エンターテイメント」と表記するのが一般的ではありますが、「エンターテインメント」という表記が間違いというわけでもありません。

「エンターテイメント」の代表的な類義語とは?

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「エンターテイメント」の類義語には、娯楽/楽しみ/サービス/演芸/ショーなどさまざまな類義語があります。「エンターテイメント」は前後の文脈によって示す意味の範囲が大きく変わるので、類義語も比較的多い言葉です。その中でも、扱いに注意が必要と思われるものを抜粋し、解説します。

その1「レクレーション」:リラックスやリフレッシュが目的

「レクレーション」はしばしば「エンターテイメント」と混同される言葉ですが、区別のポイントは楽しんでいる人間の心持です。「エンターテイメント」は客側の興奮や高揚を誘うような、感情を煽るような娯楽を指しています。対して「レクレーション」は、娯楽ではあるものの目的は主にリラックスやリフレッシュです。感情を激しく揺さぶる楽しみと、ゆったりと穏やかな気持ちで楽しむ娯楽で、楽しみ方の種類がまったく異なっています。

その2「アミューズメント」:一人~小規模向け

「アミューズメント」という言葉も、しばしば「エンターテイメント」と混同されます。こちらの場合区別のポイントは、楽しむ人間の規模です。

「アミューズメント」は「エンターテイメント」に比べて小規模向けであり、一人用の娯楽まで範囲に含まれます。カラオケやパチンコ、ゲームなどは、いずれも大人数で楽しむことはまれであり、「アミューズメント」の範囲です。このような娯楽施設を「エンターテイメント施設」と呼ばず、「アミューズメント施設」と呼ぶのは、これが理由となっています。

その3「パフォーマンス」:演技や芸事

「パフォーマンス」は演技や芸事を意味する言葉であり、「パフォーマー」はこれを行う人のことです。

「エンターテイメント」との最大の違いは、人が喜ぶかどうかとなります。例えば人を陥れるために、嘘をついたり演技をして見せたりした場合、演技を行っているので「パフォーマンス」とは呼べるでしょう。しかし、それによって誰も嬉しい気持ちにはなっていないため、娯楽には該当せず「エンターテイメント」と呼ぶことはできません。

人を楽しませる魅惑の「エンターテイメント」

「エンターテイメント」はシンプルな言葉ながら、実は細かいニュアンスまで決まっている単語でもあります。「この場合エンターテイメントを使うのは適切かな?」と使用に迷った際は、それが多くの人を笑顔にするためのものなのか?熱狂のひと時を提供できるようなものなのかを考えてみましょう。

仮に他の人にはそうでなかったとしても、自分にとって「これは沢山の人を笑顔にできる娯楽だ」と感じたのであれば、それは立派な「エンターテイメント」です。自信を持って使ってください。

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