
3分で簡単状態の乱雑さ!エントロピーとの関係を理系学生ライターがわかりやすく解説!
状態の乱雑さの概念は、物理学や化学で用いられている。そして、状態の乱雑さを表す指標として、エントロピーが知られているぞ。このエントロピーの値を用いることで、様々な化学変化の予想を行うことができたり、現象の不可逆性について検証することができる。また、エントロピーの理論は情報工学にも応用されているぞ。この機会に、状態の乱雑さについての理解を深めてくれ。
化学に詳しいライター通りすがりのペンギン船長と一緒に解説していきます。

ライター/通りすがりのペンギン船長
現役理系大学生。環境工学、エネルギー工学を専攻している。これらの学問への興味は人一倍強い。資源材料学、環境化学工学、バイオマスエネルギーなども勉強中。
状態の乱雑さについて考えよう
今回の記事のテーマは、状態の乱雑さです。つまり、化学や物理にまつわる現象の様子が、整っているのかそれとも乱れているのかといったことを考察します。
ですが、現象の乱雑さについて考えたところで一体何の役に立つの?という疑問を持たれた方もおられるかもしれません。実は、現象の乱雑さを調べることで、わかることがあるのです。乱雑さを調べることで、時間の経過に伴い、現象がどのように変化するかを予測することができます。また、その現象が不可逆的であるのかを調べることも可能です。
乱雑さの概念は、物理学および化学の数多くの分野で使われています。また、これらの学問にとどまらず、コンピューターなどを扱う情報工学にも乱雑さの概念が導入されていますよ。それでは、広い分野で活躍している状態の乱雑さについて学んでいきましょう。見慣れない専門用語や言葉が登場することもあるかと思いますが、そのようなときには意味を必ず確認するようにしてくださいね。
こちらの記事もおすすめ

5分で分かる「熱力学第三法則」エントロピーやカルノーサイクルを用いて理系ライターがわかりやすく解説!
\次のページで「乱雑さと確率」を解説!/