
「フィードバック」の使い方・例文
「フィードバック」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.フィードバックは「帰還」のことで、出力の増加が入力や操作を促進する正のフィードバックと、出力の増加が入力や操作を阻害する負のフィードバックの2種類が存在する。
2.今期の営業成績に関するフィードバックは来週実施される。
3.お客様にお送りいただいたご意見をもとにフィードバックを行い、商品の改善、向上に努めてまいります。
一般的な企業で「フィードバック」という言葉が使われる場合、「1」の意味であることはめったにないでしょう。
よく聞かれるのは、2のように社内で上司が部下の業務への取り組み姿勢や成績を把握し、人事考課について説明するシーンなどです。
この場合、上司はきちんとフィードバックを行っているつもりなのに、部下の側はそう感じていないというミスマッチも多いとの調査結果も。語源を踏まえれば、単に結果を通達するのではなく部下の育成につながるような方法を取れると有効なフィードバックになるのではないでしょうか。具体的には、達成できた点を評価してさらなる励ましを行ったり、必要なら問題解決につながるアドバイスをするなど、個々人に合わせた判断を行えるといいですね。
また、3の顧客からの意見を関連部署に伝えるフィードバックの場合も同じことが言えます。単に「こういう意見があった」という情報を共有するだけでなく、それをどう今後に生かすのかまで検討してこそフィードバックの目的が達成されます。
「レビュー」
改めて調査したり検討したりすることをいいます。「映画のレビュー」などと使うように、商品や作品について評価をつけたり感想を表現するケースで見かけた人も多いことでしょう。
ただこの「レビュー」は、必ずしも改善のために行うとは限りません。この点で「フィードバック」と異なります。
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