国語言葉の意味

「先見の明」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学部卒Webライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「先見の明」について解説する。

端的に言えば先見の明の意味は「将来を見通す力」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
今回は日本文学部卒の現役WEBライター、ヒマワリを呼んだ。一緒に「先見の明」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/ヒマワリ

今回の記事を担当するのは、日本文学科卒で現役ライターのヒマワリ。専攻は近代文学だが、古典からマンガまで幅広く読んでいる。受験生家庭教師の経験を生かして、「先見の明」についてわかりやすく丁寧に説明していく。

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「先見の明」の意味や語源・使い方まとめ

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先見の明」は「せんけんのめい」と読みます。頻繁には使われませんが、良く知られている言葉ですから覚えておくといいでしょう。それでは早速「先見の明」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

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「先見の明」の意味は?

まず初めに「先見の明」の正確な意味を、辞書からの引用で確かめてみましょう。「先見の明」には、次のような意味があります。

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1.将来がどうなるか、前もって見通すこと。

出典:新明解国語辞典(三省堂)「先見」

2.事が起こる前にそれを見抜く見識。先見の識 (しき) 。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「先見の明」

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先見」とは、辞書からの引用の通り、何かが起こる前に先の事を見通すと言う意味です。「」は、ここでは、明らかにすることや、聡いと言う意味合いで良いでしょう。つまり「先見の明」とは、将来を見通す能力や、先を予測し見通して行動するかしこさ、のことを言います。

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「先見の明」の語源は?

次に「先見の明」の語源を確認しておきましょう。「先見の明」の由来は、中国の歴史書である「後漢書(ごかんじょ)」の中の「楊彪伝(ようひょうでん)」にあります。

楊彪は、中国の王朝、後漢に仕えていた重臣です。そして息子の楊脩もまた、とても優秀な人物であったため、後漢の献帝の傍仕えとして出仕します。その後、楊脩は曹操にも才を認められ、重要な役職を与えられることになりました。しかし楊脩は、曹操の息子である曹丕と曹植の後継者争いに巻き込まれた際、曹操からその優秀さを危険視され殺されてしまうのです。そして、後日、父である楊彪に会った曹操は、痩せてしまった楊彪に対して、どうしてやつれているのかを問いました。その時に楊彪が言った言葉が「愧無日先見之明猶懐老牛舐犢之愛」でした。意味は「私は、我が子が後々問題を起こすことを見通すことができず可愛がるばかりだったのです。」と言う意味で、楊彪は大事な息子が処刑されたにも関わらず自戒の言葉を述べたのですね。曹操は、楊彪のこの言葉を聞いて、思わず姿勢を正したと言われています。

このエピソードは、良く知られている三国志の時代のものです。この時代は、日本で言うと卑弥呼が女王であった弥生時代にあたり、「先見の明」と言う言葉はこの後、中国から日本へ伝わったのでしょう。

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