「シュール」の使い方・例文
「シュール」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.寺山修司原作の舞台劇はシュールなものが多いが、引き込まれるほどのおもしろさがある
2.ケニアのサバンナで保護されたライオンの赤ちゃんとイボイノシシの赤ちゃんが仲良く遊ぶ映像をテレビで観た。食べるライオンと食べられるイボイノシシが遊ぶ姿はなかなかシュールだった。
3.90歳を過ぎたひいばあちゃんと2歳のひ孫が話をしている。それぞれが勝手なことを喋っているのに何故か会話は成立していて、お互いにニコニコしながら話している。これはシュールな光景だが微笑ましい。
例文1は有名な「身毒丸」に代表される寺山修司原作の舞台が「シュールレアリスム」の流れを汲んだ作品であることから「シュール」という表現が用いられています。
例文2は自然界では決して一緒にいることのないライオンの赤ちゃんとイボイノシシの赤ちゃんが仲良く遊んでいるという「非現実的」な光景を表現しているのが「シュール」。
例文3ではひいばあちゃんとひ孫…お互いの会話が噛み合わなければイライラするはずなのに…何故か会話は成立し、ご機嫌な二人。この状況が「シュール」で「微笑ましい」という訳です。
例文2は「非現実的な光景」であるとともに「小さい頃から一緒なら敵対するものでもこんなに仲良くできるものなんだ」と私たちに思わせます。例文3はお互いの会話が噛み合わず理解できていないはずなのに、楽しそうな二人を見て「社会生活を営む上で、理解できていない相手と上手くやっていくということは非現実的」と思いながらもその光景を見て「微笑ましい」と感じてしまう…このように私たちが日常生活で用いる「シュール」には「心に働きかける何か」があるのです。
「不条理」
「不条理」とは「筋道や道理が通らない」こと。「シュール」は「現実離れしている」という意味を持つことから「常識が通用しない」…つまり「筋道や道理が通らない」と同じ意味になるのです。
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