「コンセプト」の使い方・例文
「コンセプト」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.新規オープンしたレストランは、ニューヨークがコンセプトのスタイリッシュな雰囲気である。
2.シンプルをコンセプトとした新感覚の家電製品。
3.あのコンセプトカーは、不動の人気だ。
3つの例文を用意しましたが、少し違ったニュアンスがあるので見ていきましょう。
例文1つ目と2つ目は、一般的に使われているニュアンスを含みます。そのお店や商品の「テーマとなる基本的な構想」に当てはまりますね。対象となるモノの「ベースとなる考えで一貫した基本理念」です。
例文3つ目は「コンセプト+名詞」の例を挙げてみました。この場合「特定の思想を持った上で試作する」という意味があります。制作物の今後の方針や方向性を示していますよ。このようにコンセプトの前後に名詞をつけて、その制作物を通して企業理念などを表すニュアンスも含まれます。また「デザインコンセプト」のように「名詞+コンセプト」の組み合わせもありますよ。
その1「テーマ」
「コンセプト」と一番近い類義語が「テーマ」です。「テーマ」とは「theme」というドイツ語が語源で「行動や創作の基調となる考え」の意。「コンセプト」は、「一貫した基本理念」でしたね。「基本・基調」がベースになっていることから、「コンセプト」の類義語にあたります。
「テーマ」は、「中心的課題」と覚えておくといいでしょう。
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