
「アジェンダ」の対義語は?
さらに「アジェンダ」の対義語も見ていきましょう。
「ソリューション」「ディシジョン」
「アジェンダ」はこれから話し合われる「議題」のことですから、その対義語は話し合いで出された「解決策」や「決定事項」となるはずです。「ソリューション」(solution)は「解決」という意味ですが、特にビジネスシーンでは「解決策」や「問題解決のための情報システム」といった意味となります。また、「ディシジョン」(decision)には「決定」という意味があり、「経営陣のディシジョン(決断)が下される」などと使われる言葉です。
「agenda」
やはり「アジェンダ」は英語でも「agenda」と言います。語源の項目で説明していますが、「agenda」は複数形名詞が語源だったものが現在では単数形扱いとなり、複数形は「s」を付けて「agendas」です。「アジェンダを組む」は「set the agenda」、「アジェンダに沿って」は「follow the agenda」などと表現します。
「アジェンダ」を使いこなそう
この記事では「アジェンダ」の意味・使い方・類語などを説明しました。
会議を円滑に進めるためには、「アジェンダ」をしっかりと組み立てなければいけません。会議の表紙とも言える「アジェンダ」をはっきり決めておかないと、中身である議題の決定事項までにたどり着けないおそれがあります。しかし、表紙である「アジェンダ」さえ良ければいいというわけでもありません。特に政党が掲げる「アジェンダ」は、各々が十分に吟味する必要があるのではないでしょうか。「我が党が与党となれば大規模な減税を実現させます」と大風呂敷を広げたとしましょう。ならば代わりの予算はどこから工面するのか、医療や福祉は細部までに行き渡るのかなど、検証すべきことはたくさんあるはずです。決めるべきことを決めるためにも、「マニフェスト」はしっかりしたものを作る必要があります。