国語言葉の意味

108の「煩悩」はただの欲望じゃない?本当の意味・種類・使い方を煩悩まみれのwebライターがわかりやすく解説!

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

欲望は「煩悩」の一部なのか。「煩悩」の例として欲望以外に挙げられている「優越感」や「疑念」は、動物的な本能というよりは、人間ならではの穢れや悩みと言えそうだ。ところで「煩悩」は108個あるとよく聞くが、具体的にどういうものがあるかも知っておきたいな。

煩悩にはなにがある?

image by iStockphoto

108個あるとされる煩悩ですが、具体的にどんなものがあるのかは気になるところ。そこで次に、煩悩の種類をご紹介します。

「108煩悩」の種別を解説!

実は煩悩が108個あるとする根拠にはいくつかの説がありますが、もっともらしいものは2つです。1つ目は、人の感覚と心に由来するもの。これは、人の6つの感覚(六根;眼・耳・鼻・舌・身・意)×3つの感情(好・嫌・平)×2つの様態(浄染;きれい・汚い)×3つの世(前世・今世・来世)で計算されます。

2つ目は、『倶舎論(くしゃろん)』という仏教の教義に定められている煩悩の数。これは「九十八随眠(ずいみん)」と呼ばれる根本的な煩悩と、それらに伴う2次的な煩悩の中で特に重い「十纏(じってん)」からなります。

煩悩の根底を成す「三毒」

仏教で克服するべきとされる、もっとも根本的な3つの煩悩『貪・瞋・癡(とん・じん・ち)』。これらは毒に例えられ、『三毒』と呼ばれます。『貪』は必要以上に求める心、『瞋』は怒りの心、『癡』は真理に対する無知の心のことです。

煩悩を一文字で表す漢字がある⁉

煩悩が108個ある根拠の1つとして、六根による計算をご紹介しました。この計算の要素である『眼・耳・鼻・舌・身・意・好・悪・平・浄・染』に『苦』を加えてひとまとめにして、「ぼんのう」と読ませる漢字があります。これは2011年に一般の方が創作した漢字です。作成者の「ウケそうだから」という煩悩によって生まれたこの漢字は、幾重にもくすねられる形で拡散されたそうで、誤字も多いのだとか。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

108個の煩悩にはちゃんと根拠があったんだな。しかし当て字があるとは驚いた。しかも108画にできたというのは、旧字に変えるなどといった試行錯誤があったとしても、なにかスピリチュアルなものを感じてしまうな。

\次のページで「煩悩を払うためにできること」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: