国語言葉の意味

108の「煩悩」はただの欲望じゃない?本当の意味・種類・使い方を煩悩まみれのwebライターがわかりやすく解説!

例文を参考に「煩悩」を使いこなそう!

言葉を正確に使えるようになる次のステップとして、「煩悩」を使った例文をご紹介します。

1.体重を落とさないと健康的にまずいことは理解しているのだが、煩悩にまみれて暴飲暴食してしまった。
2.人肌の恋しさから他人とのつながりを求めても、自制心なく煩悩の赴くままに行動していては、いずれ関係が破綻していくものだ。
3.課長はいつも定時で帰宅する。プライベートはいつも子どもにべったりな子煩悩っぷりらしいよ。

1の例文は欲望とそのまま置き換えることができますね。例文2の場合も欲望と置き換えられそうですが、人とのつながりを保つためには欲望の自制だけではなく、自分の感情・考え方・行動を自制して相手を思いやることも、ときには必要でしょう。

3の例で登場する「子煩悩」は固有名詞と言っても差し支えない、やや特殊な使われ方ですね。「子どもが好きすぎてたまらない」という欲望を軸に生活を回すようになると、それは「煩悩」と呼べるのかもしれません。

「煩悩」に類義語と対義語はある?

さて、「煩悩」の基本的な意味を押さえたところで、次に類義語と対義語がないかを確認しておきましょう。

「煩悩」と似た言葉は「邪念」「雑念」

「身心を乱す精神作用」という「煩悩」の本来の意味からすれば、「邪念」や「雑念」が類義語として挙げられます。これらの言葉には「余計な考え」という意味も。「煩悩」があると身心を乱されることによって、なりたい姿から遠ざかりかねません。そのため、「煩悩」もやはり「余計な考え」と言えそうです。

「煩悩」の対義語は「正覚」「菩提」

「正覚」は「正しい悟り」という意味。「菩提」も「悟り」あるいは「正覚の智」です。面白いことに仏教には「煩悩即菩提」という概念もあります。煩悩と菩提は相反するものですが、煩悩があるからこそ菩提が求められ、逆に菩提があるからこそ煩悩を認めることができる、という考えです。

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