国語言葉の意味

「煩悩」の意味や使い方は?例文や類語を落語家Webライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「煩悩」について解説する。

端的に言えば煩悩の意味は「苦しみを生む汚れた心」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

「煩悩の塊」を自認する現役の落語家でwebライターの晋治を呼んだ。一緒に「煩悩」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/晋治

現役の落語家でwebライター。20代後半から落語家に入門し、40歳からは兼業ライターに。言葉を生業とする落語家とライターの経験を活かして、わかりやすく言葉の意味を解説する。

「煩悩」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

「煩悩」と言えば大晦日、お寺でつく除夜の鐘を思い浮かべる人も多いでしょう。除夜の鐘は大晦日に108回つきますね。仏教では鐘を一つつけば煩悩が一つ消滅すると考えます。ではなぜ108回なのか?それは、人間の煩悩の数は108つあるとされているからです。煩悩を祓い新しい年を迎える。そのために、煩悩の数と同じ108回、鐘を撞いているのです。煩悩は苦しみを生む汚れた心。人間はそんな汚れた心を108つも抱えて生きているのですね。それでは早速「煩悩」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「煩悩」の意味は?

「煩悩」には、次のような意味があります。辞典などで確認してみましょう。

身心を悩まし苦しめ、煩わせ、けがす精神作用。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「煩悩」

煩悩とは欲望のことです。人間は欲深い生き物で、欲に憑りつかれると、もっもっとと欲しがり、満足することがありません。お釈迦さまは、人間には大きく分けると7つの欲があるといいます。食欲・性欲・睡眠欲・承認欲・生存欲・怠惰欲・感楽欲の7つです。人間の喜怒哀楽はすべてこの7つの大きな欲から生まれているのですね。人間の煩悩は108つ。その108つもある煩悩のうちで三毒と言われるのが「貪瞋痴(とんじんち)」といわれるものです。貪瞋痴とは、貪欲(どんよく)「満足しない無限の欲」、瞋恚(しんい)「怒り」、「愚痴」のことをいいます。

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煩悩の数は108つといわれている。なぜ108つになったのかは諸説あるぞ。代表的なものは六根説だ。人間の感覚器官「眼・耳・鼻・舌・身・意」の6種類、これが六根。そして感情の「好・悪・平」、わかりやすく言うと「好き・嫌い・普通」の3種類だな。そこに「浄・染」の2種類、これは「綺麗・汚い」という意味だ。さらにそこに三世といって「過去・現在・未来」の3種類を掛け合わせると108という数字になるというわけだ。

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